国内最大級アートコミュニティーサイト会員登録数1万人以上

終了しました
カテゴリ
工芸・陶芸・民芸
歴史・伝統文化
ファッション・テキスタイル・ネイル・ヘアメイク
タグ[編集]
このページにタグをつけてみませんか?

紅板締めとは、模様を彫った型板に白い絹布を挟み、板を締め、赤い染料をかけて染め上げる技法。様々な模様が染め出された布は、着物の裏地や体を温める間着として使われてきました。本展では、昭和初期に途絶えた紅板締めの技法を現代に甦らせた「たかさき紅の会」の活動を取り上げ、その軌跡や鮮やかな薄絹の数々をご紹介します。

1663 0 0 0
手仕事ギャラリー「秘めた赤、よりそう赤 -たかさき紅板締めの世界-」

紅板締めとは、模様を彫った型板に白い絹布を挟み、板を締め、赤い染料をかけて染め上げる技法です。麻の葉や菊、牡丹、鶴など様々な模様が染め出された布は、着物の裏地や体を温める間着として使われていました。今回、昭和初期に途絶えてしまった紅板締めの技法を復元し、現代に甦らせた「たかさき紅の会」の活動の紹介と、赤白の鮮やかな模様を浮かび上がらせる紅板締めの染め絹、絹布を使い制作した作品を展示します。
絹どころとして名高い上州。その高崎の地で弘化2年(1845)に創業した吉村染工場は、明治22年(1889)に紅板締めを開始しました。第5回内国勧業博覧会に作品を発表するなど、この地の染色業を牽引する存在でしたが、時代の経過と共に人々は和装から洋装へと移行し、需要が落ち込み、昭和7年(1932)、吉村染工場は四代で工場をたたみます。以降、紅板締めの型板や道具は、帳簿類と共に吉村家にひっそりと保管されつづけていました。しかし平成に入りこの型板に再び光が差します。
“未来に残すため博物館などで保存する意味もあれば、また在野で自由に使える状態であることにも意味がある”
四代目の孫にあたる吉村晴子氏は「たかさき紅の会」を主宰し、型板を元に途絶えた技術の復元に取り組み始めます。しかし復元の手がかりになるのは「型板に白絹を挟み締めやぐらに架けて赤染料を柄杓にて掛ける」という簡単な記述のみ。白絹のたたみ方、板を締める力加減、柄杓で染液を掛ける回数など、先人の残した確かな足跡である紅板締めの染め絹を指標に、手探りで試作を繰り返しました。
試作の末に辿りついた鮮やかな薄絹の数々と活動の軌跡、そして未来へと‘創造’を膨らます作品をお楽しみください。

開催日 2018年10月13日 10:00~2018年11月11日 18:00
会場 伊勢半本店 紅ミュージアム
会場住所 東京都港区南青山6-6-20 K's南青山ビル1F 地図
地域 東京 / 渋谷区・新宿区(表参道・青山など)
入場料 無料
営業時間 10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
電話番号 03-5467-3735
東京都港区南青山6-6-20 K's南青山ビル1F
東京・渋谷区・新宿区...
2024/1/30 ~ 2024/4/7
東京・渋谷区・新宿区...
2024/2/20 ~ 2024/4/7
東京・渋谷区・新宿区...
2023/10/31 ~ 2024/1/27

まだこのイベントが書かれたブログはありません。

会員登録をしてコメントしよう!

同じカテゴリーのイベント

開催前 2024年5月10日(金)

2024年5月12日(日)
東京 板橋区・練馬区・豊島区・中野区・杉並区(池袋・中野など)

写真展 Closet

ファッションとストーリーを掛け合わせた写真展

開催中 2024年4月13日(土)

2024年6月2日(日)
東海 愛知

花咲(わら)い、風の吹くらん

いにしえより日本人の心を揺さぶる、自然からインスピレーションを受けた美の芸術を一堂に公開。徳川...

開催中 2024年3月6日(水)

2024年5月6日(月)
京阪神 大阪

再発見!秀吉の大坂城―金箔瓦と家紋瓦―

「金箔瓦」と「家紋瓦」に代表される豊臣期の瓦200点ほどを展示し、よく知られているようで実はあ...

もうすぐ開催 2024年4月27日(土)

2024年6月23日(日)
東京 港区・文京区(六本木など)

殿さまのスケッチブック

*チケットプレゼント* 細川家の殿さまが見た「リアル」が写された「殿さまのスケッチブック」を...

このイベントに行きたい人0人