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神話・原始芸術・色彩空間による自我機能の活性化(その2)

3.自我機能の日本的シンボル
 今回は日本人固有の感性を刺激して自我機能が投影されやすいと考えられる①神話、②原始芸術、③伝統色を用いた色彩空間を取り上げて制作を行った。

①日本神話
 古事記や日本書紀の神々の繰り広げる神話世界の発生過程には、日本人に普遍的な心的機能の課題や問題が投影されやすいと言われる。キャラクターやアイテムに自我機能を重ね合わせることで、課題や問題に積極的に取り組みやすくなる。自我機能を連想しやすい、鏡、渦巻、玉、劔、杖、盾、袋、竿、弦、盃、面、秤といったアイテムを用いてアマテラスとアメノウズメを描いた。

②縄文様式の装飾
 土器をはじめとして、多くの象徴的な表現によって装飾されている。創作と信仰と日常生活が一体となっていたことも重要な特徴である。素朴な美しさ力強さなど、潜在的な生きる力への刺激となると思われる。作品では自我機能に対応するアイテムのデザインなどに用いた。

③日本的色彩空間
 日本の伝統色を組み合わせることによって独特な色彩空間を構成した。色彩は、視覚的な刺激の中でも、より深層の心的機能へとアクセスが可能で、作品世界へと入り込みやすくするための有力な要素であると考える。

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絵画・版画
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