国内最大級アートコミュニティーサイト会員登録数1万人以上

終了しました
カテゴリ
絵画・版画
個展・グループ展・展示会
タグ[編集]
このページにタグをつけてみませんか?

新しい表現は、見る人に新たな世界を切り開いてくれます。この夏は、浜口陽三にちなみ、現在、未踏の表現に挑んでいる3人の作家を、浜口の銅版画20余点と共に紹介します。手のひらから時空を乗り越え、別次元へ昇華しようとする作品の数々をご覧下さい。

1171 0 0 0
夏の企画展 千一億光年トンネル 奥村綱雄、Nerhol、水戸部七絵

 新しい表現は、見る人に新たな世界を切り開いてくれます。浜口陽三(1909~2000)は、1950年代に手さぐりで銅版画に取り組み、独自の技法を編み出しました。それは何ヶ月もかけて銅の板を彫る手間のかかる技法でしたが、今までにない、光と闇に満ちた作風を生み、世界的な評価を得ました。この夏は、浜口陽三にちなみ、現在、未踏の表現に挑んでいる3人の作家を、浜口の銅版画20余点と共に紹介します。展覧会顧問として、生物学者で美術にも造詣の深い、福岡伸一先生に図録の評論文を書いていただく予定です。手のひらから時空を乗り越え、別次元へ昇華しようとする作品の数々をご覧下さい。
 奥村綱雄(おくむらつなお)は「パフォーマンスとしての刺繍」を、 二十年以上続けています。あえて夜間警備の仕事に就き、勤務中の待機時間にひたすら針を動かして、小さな布に1000時間以上の作業時間をかたむけます。これは膨大な時間の結晶か、あるいは前衛演劇なのか。7200時間をかけた不可思議な作品「夜警の刺繍」を紹介します。
 Nerhol(ネルホル)は、田中義久と飯田竜太によるアーティスト・デュオです。レイヤー(層)を用いた洗練された手法で、時間や存在のゆらぎを提示します。昨年は伐採された街路樹を薄切りにして撮影し、その写真を重ね、年輪さながらに木の持つ雄大な時間と歴史を彫り出しました。今回はこのシリーズを中心に、新作も加え、静かな思索空間を展開します。
 水戸部七絵(みとべななえ)は、顔をテーマに描くスケールの大きな最近注目の若手作家です。油彩絵具を時には一日100本以上を使って豪快に塗り重ね、崩れることも臆さずに匿名の顔を描きあげます。絵画として描いていますが、作品は立体さながらに 盛り上がり、大胆な色彩と質感で迫ってきます。

開催日 2017年05月20日~2017年08月06日
会場 ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
会場住所 東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7 地図
地域 東京 / 千代田区・中央区(銀座など)
東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7

まだこのイベントが書かれたブログはありません。

会員登録をしてコメントしよう!

同じカテゴリーのイベント

開催中 2024年3月16日(土)

2024年5月12日(日)
東京 世田谷区・目黒区・品川区・大田区(下北沢・自由が丘など)

没後50年 木村伊兵衛 写真に生きる

日本近代写真の巨匠、没後50年 半世紀ぶりによみがえる生前最後の展示プリント特別公開

開催前 2024年5月25日(土)

2024年6月3日(月)
東京 港区・文京区(六本木など)

未定

「自分とは何者か?」をテーマにした作品から、私たちが生きる“今”が蜃気楼のように浮かび上がる。

開催前 2024年5月18日(土)

2024年6月4日(火)
京阪神 京都

渡辺信子個展「White and Bl...

木枠に張った布の色彩と形状が豊かに共鳴し、空間に新たな表情を生み出す。

開催中 2024年4月11日(木)

2024年6月29日(土)
東北 岩手

首藤 和子「糸でつむぐ絵画」

じっくり時間をかけて糸でつむぎ、たくさんの想いの詰まった作品を通して、すこしでも優しい気持ちに...

このイベントに行きたい人0人