南桂子展 風のあわいに 小川イチの作品と共に
2016年5月21日(土) ~2016年8月7日(日)
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<ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション>
一抹の寂しさと、どこか懐かしさもあわせもつ独特の銅版画世界を作り出す南桂子の展覧会
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イベントDATA
一抹の寂しさと、どこか懐かしさもあわせもつ独特の銅版画世界を作り出す南桂子(1911–2004)の展覧会です。樹は立ち並び、鳥や少女がたたずみ、果てしなく広がる空。その画面世界の住人たちは、見る人を誘うでもなく、拒むでもなく、ただそこにいるだけ。ある種の無関心さが、かえって私たちを安心させてくれるのかもしれません。
本展では南桂子の銅版画と初期の油彩、約40点とともに、南が画家として歩み始めた頃の友人で、生涯を通して交流のあった、小川イチ(1922–)の油彩、約15点を展示いたします。
南と小川が出会ったのは1940年代後半、戦後の復興期にあたり、女性の画家がまだ少なかった時代です。二人は芸術への期待を大いに抱き、洋画家・森芳雄のアトリエに集い、夢を語り合います。女性画家の育成を担う朱葉会などの団体展へも意欲的に作品を発表し、小川の方は若手の画家として注目されていきます。
その後、南がパリへ渡り、銅版画の道を見い出す一方、小川は国内で油彩画と向き合い、90歳を超えた今もなお、立軌展に発表しています。めまぐるしく変わる作風の中で一時期は南作品に響くような孤独な情景も描きましたが、80年代以降は主に桜の大樹をモチーフとし、「透けていく風の心境」とも評される作品を描き続けています。
海を隔てても、画家として、友人として、二人の心の交流は続きました。その二人の作品を半世紀近くの時を経た今、同じ空間に展示いたします。それぞれの表現方法で、たゆむことなく憧れや心のよりどころを描き通した、二人の女性画家の凛とした姿勢を、作品を通してご鑑賞いただけたら幸いです。
浜口陽三の銅版画約15点も併せて展示。
開催日 | 2016年05月21日~2016年08月07日 |
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会場 | ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション |
会場住所 | 東京都中央区日本橋蛎殻町1-35-7 地図 |
地域 | 東京 / 千代田区・中央区(銀座など) |
アクセス | 半蔵門線 水天宮前駅 3番出口 徒歩1分 日比谷線 人形町駅 A2出口 徒歩8分 浅草線 人形町駅 A5出口 徒歩10分 |
入場料 | 大人600円 大学・高校生400円 中学生以下無料 |
営業時間 | 平日11:00~17:00 土日祝10:00~17:00 最終入館は閉館の30分前まで 【ナイトミュージアム】 会期中、第1・3金曜の20:00まで開館/最終入館19:30 休館日 月曜日(月曜祝日の場合は開催し翌火曜休館) |
イベントURL | http://www.yamasa.com/musee/ |
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