国内最大級アートコミュニティーサイト会員登録数1万人以上

終了しました
カテゴリ
絵画・版画
個展・グループ展・展示会
タグ[編集]
広島市現代美術館
2011年1月
2011年2月
広島
美術館・博物館

広島市現代美術館では、コレクション展『「肖像(ポートレイト):黙して語る』を開催。「肖像」作品を取り上げ、〈姿をかえる〉〈自身を表す〉〈アイコンとしての顔〉〈無名の人々〉を切り口に、「肖像」が描かれた対象の人となりを表し、その個人の意思を表明。また、描かれた時代の社会、普遍的な概念等をも語りうることを考察します。

2321 0 0 0
「肖像(ポートレイト):黙して語る」

遠くへ旅立ってしまう、愛しい人の姿を自分の元にとどめるため、相手の姿の影を線でなぞり形を得て、不在の人物を現前化させた―古代ローマの政治家プリニウスがその著書『博物誌』に記した絵画の起源は、そのはじまりから「肖像」との関連を示唆しています。これまで、芸術家たちがさまざまな手段を用いて表してきた肖像は何を語り、そこから私たちは何を受け取るのでしょうか。

扮装し別の人格になりきる手法で制作する森村泰昌は、作品に入り込み名画の登場人物となることで作家の視点から作品解釈を提示します。また、シンディ・シャーマンはさまざまなシチュエーションの架空の女性を演じ、マス・メディアが作り上げた女性像を皮肉に現前化させます。
自身を表した自画像では、アーティストの容姿の詳細を表すことよりも、その志や思想、政治的姿勢を伝える表現が選ばれると言えるでしょう。
写真家ウーゴ・ムラスは、1950~60年代のアメリカで、アート界を席巻したポップ・アートの旗手たちを写真におさめました。なかでも時代の寵児アンディ・ウォーホルは、誰もが知る女優の姿を執拗に反復することでアイコン化し、その結果としてアイコンそのものが永遠の命を得るという偶像生成のプロセスを暴きました。
名もなき、匿名の対象を表した寡黙な肖像は、対象となったモデルの身元証明や肖似性とは異なる別の視点―特異な素材や制作方法、肖像に託されたさまざまなメッセージ―を気づかせてくれるでしょう。

こうして「肖像(ポートレイト)」は、対象となった人物の人となりを示すだけでなく、時代の証人となり、さまざまなことを伝達します。黙したままの肖像は、観る者が静かに対話を始めれば、かくも多くのことを教示してくれているのです。

出品作家
秋山祐徳太子、池田満寿夫、郭徳俊、草間彌生、奈良美智
福田繁雄、舟越桂、森村泰昌、やなぎみわ
アレックス・カッツ、イヴ・クライン、ウーゴ・ムラス
ジョージ・シーガ、シンディ・シャーマン、アンディ・ウォーホル


主催 広島市現代美術館

開催日 2010年11月20日 10:00~2011年02月24日 17:00
会場 広島市現代美術館
会場住所 広島市南区比治山公園1-1 地図
地域 中国 / 広島
アクセス ◎広島駅から
●路面電車 5番「広島港」行き→「比治山下」下車、約500m
●バス(1)「旭町」行き 広島バス(26-1番系統)A-3番のりば
   (2)「県病院」行き 広島バス(31番系統)B-7番のりば
   (3)「大学病院」行き 広電バス(5番系統)A-4番のりば
    → 「段原中央」下車、動く歩道「比治山スカイウォーク」経由約700m
●タクシー  約10分
入場料 ●コレクション展
一般 360(280)円、大学生 270(210)円、高校生 170(130)円
※( )内は30人以上の団体料金
営業時間 午前10時~午後5時 ※入館は閉館の30分前まで
電話番号 082-264-1121
イベントURL http://www.hcmca.cf.city.hiroshima.jp/web/main/collection2010-3.html
広島市南区比治山公園1-1
東京・千代田区・中央...
2024/4/26 ~ 2024/5/15
東京・渋谷区・新宿区...
2024/4/26 ~ 2024/5/20
東京・渋谷区・新宿区...
2024/4/16 ~ 2024/5/6

まだこのイベントが書かれたブログはありません。

会員登録をしてコメントしよう!

同じカテゴリーのイベント

開催前 2024年5月14日(火)

2024年5月19日(日)
東京 渋谷区・新宿区(表参道・青山など)

ACT新細密主義展最優秀賞受賞企画個展...

昨年8月に開催された「新細密主義展」の最優秀賞受賞者による個展。

もうすぐ開催 2024年5月3日(金)

2024年5月7日(火)
東京 板橋区・練馬区・豊島区・中野区・杉並区(池袋・中野など)

魔女っこ展

魔法少女がテーマのイラストのグループ展です

開催前 2024年5月9日(木) 11:00

2024年5月18日(土) 17:00
東京 港区・文京区(六本木など)

伊藤あずさ展「移りゆく季節と記憶の残像」

版画や油画、和紙を取り入れたコラージュなど幅広い表現を展開する伊藤あずさの個展。本展では有り触...

開催前 2024年5月7日(火)

2024年5月12日(日)
東京 渋谷区・新宿区(表参道・青山など)

The Artcomplex Cent...

現実逃避でもなく、ただそこにある、日常の実際的ではない「もうひとつの現実」としての静物画展を開...

このイベントに行きたい人0人