森と湖の国 フィンランド・デザイン
2013年4月20日(土) ~2013年7月28日(日)
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<大阪市立東洋陶磁美術館>
フィンランド・デザインの魅力を、18世紀後半から現代に至るガラスと陶磁器約150件を中心にご紹介いたします。森と湖の国のデザインが繰り広げる世界をお楽しみください。
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イベントDATA
フィンランドは、長くスウェーデンとロシアの支配下にあり、フィンランドで独自のデザインが誕生したのはロシア帝国からの独立を果たした1917年以降になります。独立後の数十年間にインテリア・デザイナーによってその原型が作られ、第二次世界大戦後の復興期に「黄金時代」といわれる奇跡的な発展を遂げました。そこに見られるのは、豊かな自然と独自の文化からとった文様を、様々な素材に応用したことでした。フィンランドの美しい自然と風土は、デザイナーにとって創作の糧となり作品の色や形に溶け込み、また彼らの民族叙事詩である『カレワラ』からは浪漫主義が加えられたのです。
彼らのデザインは、陶磁器やガラスなどの一部門にとどまらず生活全般にわたり、 "timeless design product(時代を超えた製品)"という考えから、生活用品にも洗練されたデザインを求めました。それは、冬の厳しい寒さと短い日照時間のため、室内で過ごす時間が多いフィンランドの人々にとって、日常の生活空間が重要でしたが、そこに求めたものは物質的なものではなく精神的な豊かさだったからです。"フィンランド・デザインの良心"と謳われたカイ・フランク(Kaj Franck、1911-1989)は、初めは家具と染織のデザインを手がけていましたが、後に陶磁器のアラビア社のアート・ディレクターとしてテーブル・ウェアの改革をおこし、イッタラ社でガラスも手掛けました。こうしたデザインの全体性は、フィンランド・デザインの特徴となっています。他にも建築だけではなく、ライフスタイルもデザインしたアイノ&アルヴァル・アールト夫妻(Aaino & Alvar Aalto、1894-1949、1898-1976)などの優れたデザイナーを多く輩出し、特に1950年代から国際的な評価を得て、現在に至ります。
本展は、このようなフィンランド・デザインの魅力を、18世紀後半から現代に至るガラスと陶磁器約150件を中心にご紹介いたします。森と湖の国のデザインが繰り広げる世界をお楽しみください。
*掲載画像について
アルマ・ヤントゥネン(1973‑)
「盆栽」
2008年 高:36.5cm
フィンランド国立ガラス美術館
撮影:ティモ・シュルヤネ
開催日 | 2013年04月20日~2013年07月28日 |
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会場 | 大阪市立東洋陶磁美術館 |
会場住所 | 大阪市北区中之島1-1-26 地図 |
地域 | 京阪神 / 大阪 |
アクセス | ・京阪中之島線「なにわ橋」駅下車すぐ ・地下鉄御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」、 地下鉄堺筋線・京阪本線「北浜」各駅から約400m |
入場料 | 一般1,000円(800円)、高大生600円(500円) ※( )内は20人以上の団体料金 ※障がい者手帳などお持ちの方(介護者1名を含む)、ツルのマーク付健康手帳、大阪市敬老優待乗車証などを お持ちの方、中学生以下は観覧料が無料になります。 |
営業時間 | 午前9時30分~午後5時 ※入館はいずれも閉館の30分前まで 休館日: 月曜日(4/29、5/6、7/15は開館)、5/7(火)、7/16(火) |
イベントURL | http://www.moco.or.jp/ |
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