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「作品の解釈は観る者の感性に委ねる。」と言いたいところですが、一応、自分なりのコンセプトというものはあるので書いてみます。
この作品は16個、8組の反対語で成り立っています。何故、反対語なのかというと、私は厳しい父親と優しい母親に育てられました。そして私の20代、30代は「厳しさ」と「優しさ」はどちらが大切だろう?という問いに悩まされ続けたと言っても過言ではありません。
 そして、何とか自分なりの答えをだしました。それは「中庸」です。真ん中でいいのです。私は別に敬虔な仏教徒であるということではありませんが、ある宗教学者は、こう言っています。「仏教は最初から同じことを言っている。真ん中を狙えと。」つまり「中庸を狙え」ということです。
 また、この作品は4つのパーツで構成されています。一つ一つのパーツはそれぞれ十字に反対語が配置され、真ん中には十字マークが施されています。つまり迷ったら真ん中の十字マークを狙え、という意味です。
 「曼陀羅」を辞書で引いてみると「画面に諸仏を描いた図形や象徴的に表した記号を特定の形式で配置し、悟りの世界や仏の教えを示した図絵。」とあります。また、「サイバー」を辞書で引くと「電脳」とあります。電脳を更に辞書で引いてみると「中国語で、コンピューターのこと。」とあります。
 つまり、この作品はコンピューター(CG)で現代向けに甦った曼陀羅(観念のアート)なのです。

カテゴリ
グラフィックデザイン・プロダクトデザイン
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