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私の人生と作品を定義するもの、それは「枠外」という言葉だ。日本において私は外国人であり少数派である。この中で私はスペイン人でありさらに少数、つまり絶対的少数派なのだ。枠外にいるのは私が日本人でなく、また外国人ともつるんでいないため外国人枠にも属していないからだ。

しかし枠外にいる者であるが、そこいらの枠外者と同じではない。私は私的な人生においても枠外者である。何故なら、CM、PV、映画やパチンコといった仕事に何年も費やした後、新しいことを阻む、カルチャーポップでのカワイイ・カッコイイといった虚無的独裁的価値に失望し、飽き飽きしたため、名前のない仕事、CGスタンダード、そしてエンターテインメントの会社での経済的安定を捨て、芸術に打ち込む人生に戻ったからだ。絵画に身を投じるということはまた、自分を殺すことでもある。私はラディカルにこう言う。「人生か、絵画か。」独立したクリエーターであるということには絶対的に身を捧げ、打ち込むことが求められる。

この芸術の世界は泥棒と障害が溢れているのに反して、私を信じてくれる家族の助けと犠牲に感謝している。しかし、何故、なぜ居心地のよい社会的に正しい人生を手放したのか。どんな見返りがあるというのか。

絵画とは人間性への奉仕という見返りのあるものだと思う。人間性を復活させるために、私の人生経験の地下倉庫について語ることで、私の中にしまわれたすざまじい力によって、自分自身と闘い、鎖に繋がれた精神を自由にする。絵を描く時、ある長い期間、「精神的闘い」をする地獄を通る。それは人類の戦争のようにひどいものだ。おそらく他にも描く方法はあるのだろうが、私が知っているのはこれだけなのだ。

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絵画・版画
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