多摩美術大学創立90周年記念事業 Up & Coming 第14回展覧会 「歴史は繰り返さないが、韻を踏む:Chronicle Vol. 3」
2025年11月15日(土) 12:00 ~2025年12月23日(火) 19:00
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多摩美術大学創立90 周年事業の一環として開催される本展は、ドイツを拠点に活動するアーティストと日本を拠点に活動するアーティストの計10 名による、前期と後期に分けた異なる5人展です。
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イベントDATA
多摩美術大学創立90周年記念事業
Up & Coming 第14回展覧会
「歴史は繰り返さないが、韻を踏む:Chronicle Vol. 3」
前期 アーロン・ヘルドリッヒ 東山詩織 中谷ミチコ イヴォ・リック 武田竜真
後期 松本奈央子 松延総司 村田啓 小田原ルーカス ヨハネス・シュペックス
会期:前期 2025年11月15日(土) ~ 12月2日(火)
後期 2025年12月6日(土) ~ 12月23日(火)
開場時間:12:00~19:00(金・土は20:00 まで)
休場日:無休 *12月3日(水)~5日(金)は展示替え期間のため休場
会場:Up & Coming(東京都渋谷区神宮前3-42-18)
アクセス:東京メトロ銀座線「外苑前駅」3番出口より徒歩4分
URL: https://upandcoming.tamabi.ac.jp/exhibitions/n014
協賛:一般社団法人多摩美術大学校友会
助成:公益財団法人野村財団、公益財団法人朝日新聞文化財団
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「Chronicle」プロジェクトについて
「Chronicle」プロジェクトは若手・中堅現代美術家を中心に、ギャラリーや美術館に依存することなくアーティストにとって最善の展覧会作りを追求するプロジェクト。活動拠点をドイツ・ベルリンとし、国際色豊かなアーティストと協働で定期的に現代美術の展覧会等を開催する。また、アーカイヴとしての展覧会カタログを製作することを最終目的としており、次に繋げるための展覧会づくりを目指している。
本展はこれまでの展覧会である「Chronicle」(Bethanien/ベルリン、2019)、「Utsusu - Chronicle Vol.2」(Villa Heike/ベルリン、2023)、「Chronicle(2.5)DIMENSIONS」(Backshop/ベルリン、2024)に続く「Chronicle」プロジェクトの第四弾である。これまでの展覧会は全てベルリンで開催され、展覧会カタログを製作してきた。
そして、本展「歴史は繰り返さないが、韻を踏む」がこのプロジェクトにおける初めて日本
での開催となる。
展覧会について
歴史は繰り返さないが、韻を踏む。人類の長い歴史の中で、さまざまなものが場所から場所へと動くことで複製され、その過程で自らの価値を失ったり新たに手にしたりすることで変容する。それはまるで細胞が複製を重ねることで集合体をつくり、ときにエラーを起こすことで新しいものへと変わっていく姿のようで、このような 複製と変化の繰り返しの先に現代の社会が在り、私たちが存在しているのだ。それはどの劇場に足を運んでも同じものを観ることのできる映画のような複製とは違い、戦争や疫病といった人類にとっての負の歴史や、アーティストにとって身近な美術史といったものから個々の毎日まで、さまざまなものが微細な変化の連続の上に成り立っている。つまり、私たちが住む世界も複製エラーの繰り返しであり、この積み重ねが新たな物語として現れる。その全てが不安定性を備えた唯一無二なもので、一言に複製としてひとまとめにはできない。そして、この流動的な不安定性こそがアーティストの作品制作の根幹とも言え、さらにそこに、さまざまな要素の集合体の一回性を持ち合わせることで、日々の生活からあらゆる要素の動的な魅力を紡ぎ表象する。本展では、そこから生みだされる作品を介すことで、ドイツ人思想家のヴァルター・ベンヤミンが提唱した「アウラ」という一回性の概念についての再考を試み、大量の複製で埋没した現代社会を補完したい。
本展は多摩美術大学創立90周年事業の一環として、ドイツを拠点に活動するアーティストと日本を拠点に活動するアーティストの計10名を招聘し、前期と後期に分けることで異なる5人展を二度開催する。途中でアーティストと作品を入れ替える二期構成の展覧会とすることで、一つの展覧会の中で万華鏡のような流動的な物語をつくりあげる。さらには、この展覧会をドイツでも開催することで、展覧会自体も変化し「韻を踏む」。
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【関連イベント】
●前期オープニング:アーティストトーク
日時:2025年11月15日(土)17:00~
ゲスト:能勢陽子(東京オペラシティアートギャラリー シニアキュレーター)
東京オペラシティアートギャラリーシニアキュレーター。1997年から2024年まで豊田市美術館学芸員。2025年より現職。現代美術の展覧会企画、レビュー執筆を行い、近年はリサーチャーとして作品制作に関わることもある。
近年の展覧会に、「ビルディング・ロマンス」(2018年、豊田市美術館)、「ホー・ツーニェン」(2021年─2022年、豊田市美術館)、「ねこのほそみち」(2023年、豊田市美術館)、「未完の始まり」(2024年、豊田市美術館)など。美術館外での企画に、「Twist and Shout Contemporary Art from Japan」(2009年、バンコク・アート&カルチャーセンター、国際交流基金主催)、「あいちトリエンナーレ2019」(2019年、豊田市・名古屋市、あいちトリエンナーレ実行委員会)。美術雑誌等に多数執筆。
「Chronicle」プロジェクトについて、展覧会について、各々の作品についてなどのトークを行います。
●後期オープニング:料理パフォーマンス
日時:2025年12月6日(土)18:00~
ゲスト:ヨハネス・シュペックス(参加アーティスト)
展覧会参加アーティストでもあるヨハネス・シュペックスが来場者に料理を振る舞い、食事の場を提供します。味覚や食文化は非言語的な共通体験として機能します。素材、料理、食事から生まれるコミュニケーションを通して、閉ざされた平行社会を解消し、言語や文化の垣根を超えた関係性をつくります。
| 開催日 | 2025年11月15日 12:00~2025年12月23日 19:00 |
|---|---|
| 会場 | Up & Coming |
| 会場住所 | 東京都渋谷区神宮前3-42-18 地図 |
| 地域 | 東京 / 渋谷区・新宿区(表参道・青山など) |
| アクセス | 東京メトロ銀座線「外苑前駅」3番出口より徒歩4分 東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道駅」A2出口より徒歩10分 東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前〈原宿〉駅」5番出口より徒歩13分 |
| 入場料 | 無料 |
| 営業時間 | 12:00 ~ 19:00(金・土は20:00 まで) 会期中無休 *12 月3 日(水)~5 日(金)は展示替え期間のため休場 |
| イベントURL | https://upandcoming.tamabi.ac.jp |
| イベントX(旧twitter) | https://x.com/uac_tamabi |
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