カルロス・ロロン「Future Reminisce」
2021年7月30日(金) ~2021年9月4日(土)
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- 絵画・版画
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カルロス・ロロンの日本国内での作品発表は、2006年以来、実に15年ぶりの個展
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イベントDATA
アメリカの自治領であるプエルトリコの家系に生まれたロロンは、その背景から文化的アイデンティティや帰属意識の構築について考察し、平面作品や立体作品を制作しています。彼が1970年代に幼少期を過ごした自宅は、様々な模様が施されたタイルやヴェネツィア発祥の花柄の壁紙、金縁の鏡などで溢れており、これらの華美で高級な装飾品を模した調度品は、当時の肉体労働者階級のバロック的美学を反映したものでした。ロロンは、植民地主義以後の多様性の包摂やそれに対する憧憬、文化的アイデンティティやその社会で作り上げられた環境を問い直すことで、歴史そのものを検証します。2007年開催の第52回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展にウクライナ代表として参加し、近年にはルイジアナ州のニューオリンズ美術館で大規模個展を開催するなど、国際的に活動しています。
今回の展覧会でロロンは、タイルやグラファイトを用いた新作を発表します。タイルペインティングには18世紀に作られたタイルが使われており、カリブ海周辺地域の家々への追憶を意味しています。また、スペインの入植によって住み慣れた土地を奪われた移民であったロロンの祖先たちの歴史への関心を誘うとともに、私たち誰もが持つ国家や民族から派生するプライベートな対話を、よりパブリックな領域にまで押し広げ、タイルの持つ新たな価値を見出します。一方、グラファイトで描かれた《100 Years》の中にある一見穏やかで当たり障りなく見える風景は、アメリカ軍が100年前に領土として占領し、先住民たちの援助で繁栄したプエルトリコを撮影したものです。祖先の混沌とした歴史と抑圧の象徴でもある風景に立ち戻ることで、埋もれていた美しさ、追憶、希望を描き出します。
| 開催日 | 2021年07月30日~2021年09月04日 |
|---|---|
| 会場 | KOTARO NUKAGA(六本木) |
| 会場住所 | 東京都港区六本木 6-6-9 ピラミデビル 2F 地図 |
| 地域 | 東京 / 港区・文京区(六本木など) |
| 入場料 | 無料 |
| 営業時間 | 11:00-18:00 (火-土) ※日月祝休廊 |
| イベントURL | https://www.kotaronukaga.com/en/ |
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