【美術展・展覧会】DIC 川村記念美術館×林道郎「静かに狂う眼差し-現代美術覚書」
2017年7月8日(土) ~2017年8月27日(日)
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DIC川村記念美術館の収蔵作品を新たな視点でご紹介する「コレクションViewpoint」。今回は、コレクションの中心をなす現代絵画約90点を、美術史・美術批評の分野で活躍する林道郎の手引きでお楽しみいただきます。
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【画像キャプション:ジョン・マクロフリン 《X-1958》 1958年 DR】
DIC川村記念美術館の収蔵作品を新たな視点でご紹介する「コレクションViewpoint」。今回は、コレクションの中心をなす現代絵画約90点を、美術史・美術批評の分野で活躍する林道郎の手引きでお楽しみいただきます。
ポロックやラインハート、ルイスやステラなどの、絵画の本質を追求するモダニズムにより導きだされた作品群は、戦後アメリカ美術におけるひとつの到達点とみなされてきました。そのため、飽和状態に達した絵画は完結したメディアとして急落し、60年代には芸術の様式は立体作品など「絵画」ではないものへと多様化していきました。しかし、「絵画」は決して消滅することはなく、現在ではかつてないほどの勢いで私達の前に現れ出ています。このような「死なない絵画」について林道郎は思索を繰り返し、独自の言葉を構築してきました。本展では、絵画がもつ「人間の感覚や想像力や思考のモデルとしての可能性」について、4つのキーワードを基軸に探ります。
林道郎の眼と思考によって、絵画に託された問題が広く深い射程をもつことを知るきっかけになれば幸いです。
1章 密室と絵画:静かに狂う眼差し
ブラッサイが撮影したアトリエのマティスの写真を中心に、近代において画家が密室(アトリエそしてプライヴェートな居住空間)のなかで育んできた、見る欲望とその対象との関係について模索します。
2章 反射と透過:表面という問題
表面処理への関心が鋭くなる60年代、反射・反映(光を撥ね返す表面)と透明(光を透過させる表面)という問題が先鋭化し、「環境」の問題に至ります。マクロフリンとベルに焦点を合わせ展示します。
3章 鉛とパン:戦後美術における灰色への沈着と日常性への下降
ジョーンズの鉛の作品群を起点に、現代美術において、物言わぬ灰色が大きなウェイトを占めるようになった事情とその意味を探ります。赤瀬川のトマソンやクリストのラッピングの仕事などにも言及します。
4章 筆触のざわめき:手の(無)人称
戦後美術において筆触というものが、どのように語られ、どのような問題群とともにあり、そして今後どのように展開しうるのか。19世紀から連続する視点によって、象徴的な作品を紹介します。
開催日 | 2017年07月08日~2017年08月27日 |
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会場 | DIC川村記念美術館 |
会場住所 | 千葉県佐倉市坂戸631番地 地図 |
地域 | 南関東 / 千葉 |
入場料 | 一般 1,000 円、一般リピーター2,000 円、学生 65 歳以上 800 円、 学生リピーター1,600 円、小中学生 高校生 600 円 ※リピーターチケットで展覧会会期中、何度でもご入館いただけます |
営業時間 | 9:30-17:00(入館は 16:30 まで) |
イベントURL | http://kawamura-museum.dic.co.jp |
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