国内最大級アートコミュニティーサイト会員登録数1万人以上

開催まで後111日
カテゴリ
絵画・版画
タグ[編集]
このページにタグをつけてみませんか?

本展では、この地域において幻想的な世界を作り出した一連の流れ、およそ500年にわたる「奇想」ともいえる系譜を、16世紀のフランドル絵画から、19世紀の象徴派、そして現代のコンテンポラリー・アートの作品にいたるまで、国内外の優れたコレクションによって紹介します。

53 0 0 0
【美術展・展覧会】「ベルギー 奇想の系譜」ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで

【画像キャプション:ヒエロニムス・ボス工房《トゥヌグダルスの幻視》 1490-1500 年頃 油彩、板 ラサロ・ガルディアーノ財団 © Fundación Lázaro-Galdiano】

[展覧会のみどころ]
現在のベルギーやその周辺地域では、中世末期から発達してきた写実的描写の伝統の上に、幻想的なテーマの絵画が生み出されていきました。それは空想豊かな想像上の世界でありながら、一方で、ボスやブリューゲルの流れをくむフランドルの画家たちが描いた悪魔や怪物などの異形の姿は写実的であるだけに、「本物」と感じさせる迫真性に満ちていました。本展では、この地域において幻想的な世界を作り出した一連の流れ、およそ500年にわたる「奇想」ともいえる系譜を、16世紀のフランドル絵画から、19世紀の象徴派、そして現代のコンテンポラリー・アートの作品にいたるまで、国内外の優れたコレクションによって紹介します。

[第 1 章]
15-17 世紀のフランドル美術 |ボスの世界|ブリューゲルの世界|ルーベンスの世界|

「奇想」のルーツは、現在のベルギーとの国境に近いオランダ南部の都市、セルトーヘンボスに生まれた奇才ヒエロニムス・ボス(1450-1516)の創意に見ることができます。ボスは「地獄」を鮮烈なイメージで描き、闇をうごめく異形たちで埋めつくし、ボスの没後もボス派の画家たちは豊かなバリエーションで高まる需要に応えました。ピーテル・ブリューゲル(父)(1525/30−69)は、とりわけ「第二のボス」としてその豊かな創意を讃えられ、ボス風の怪物や悪魔の世界は、ブリューゲルの鋭い観察眼によって親しみやすさや日常性を増し、一族の画家の作品にも脈々と受け継がれていきます。そして17世紀のバロック美術最大の巨匠ルーベンス(1577-1640)は、リアリティと深い感情表現を追求し、恐れや怒りなどの激しい感情の表出としての「奇想」の表現を生み出しました。

[第 2 章]
19世紀末から20世紀初頭のベルギー象徴派・表現主義 |ロップスの世界|ベルギー象徴派|アンソールの世界|

1830年、ベルギーは国家として独立を果たします。工業化と都市化が進む中で、1880年代の後半には、科学の世紀に背を向けて想像力と夢の世界へ沈潜しようとする芸術家たちが現れます。ボードレールに敬愛された画家ロップス(1833-1898)は、中世からルネサンスにかけて北方美術が好んで採り上げてきた骸骨たちの舞台を近代的によみがえらせました。一方、クノップフ(1858-1921)の暗示に満ちた静謐な作品を観る者はこの画家の解けない謎にからめとられていきます。画家が抱えていた孤独や怯えが不穏な唸りとなって、観る者に圧をかけ、ついに叫びだす自我を描いたのがアンソール(1860-1949)でした。アンソールがよく描いた骸骨と仮面は、隠されるもの・隠すもの・暴かれるものという性質を内包していますが、この関心は、次の世紀のマグリットから現代まで続く「言葉とイメージ」の問題へと展開していくことになります。

[第 3 章]
20世紀のシュルレアリスムから現代まで |マグリットとデルヴォー|ヤン・ファーブルと現代美術|

芸術における奇想の表現は時代とともに変化し、20世紀に入ると彫刻、音、インスタレーションへ領域を拡大しながら浸食していきます。両大戦間にヨーロッパを席巻したシュルレアリスムの運動のなかで、マグリット(1898-1967)は既存のイメージを異常な関係性の中に置き、ものの固有の意味を解体させていきました。一方、デルヴォー(1897-1994)の作品では、非現実的な場所に裸の女性や骸骨がさまよい、甘美なエロスに包まれています。こうした系譜はベルギーの地に脈々と残り、現実から派生する幻想の世界をさらに押し広げていきました。ヤン・ファーブル(1958-)は15-16世紀の宗教画や歴史的な出来事から主題やイメージを抽出し、しばしば昆虫や動物を介在させながら、過去と現在、男と女、生と死など相対する事象の狭間に触れていきます。

開催日 2017年07月15日~2017年09月24日
会場 Bunkamura ザ・ミュージアム
会場住所 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 地図
地域 東京 / 渋谷区・新宿区(表参道・青山など)
アクセス ■JR線「渋谷駅」ハチ公口より徒歩7分
■東京メトロ銀座線、京王井の頭線「渋谷駅」より徒歩7分
■東急東横線・田園都市線、東京メトロ半蔵門線・副都心線「渋谷駅」3a出口より徒歩5分
東京都渋谷区道玄坂2-24-1

まだこのイベントが書かれたブログはありません。

会員登録をしてコメントしよう!

同じカテゴリーのイベント

開催前 2017年4月14日(金) 11:00

2017年4月16日(日) 18:00
東京 渋谷区・新宿区(表参道・青山など)

小川敦子 作品展

油絵、写真、服飾の自作品を展示します。

開催中 2017年3月11日(土)

2017年4月9日(日)
南関東 埼玉

公募展「第2回みんなのアンデルセン展」

狭山市立博物館を会場に公募展「第2 回みんなのアンデルセン展」を開催し、みなさんが感じイメー...

開催中 2016年12月16日(金)

2017年3月31日(金)
東京 東京市部(吉祥寺など)

井の頭公園で似顔絵描き

毎月、第2日曜日をメドに活動しています。 行きます!という日ははブログ、ツイッターにて告知し...

開催前 2017年4月15日(土) 10:00

2017年4月16日(日) 16:00
甲信越 新潟

「彫紙アート」の作品展

新潟初!日本生まれの「彫紙アート」の作品展。 日本彫紙アート協会会員のデザインや彫紙アート新...

このイベントに行きたい人1人

  • eonjp