森村泰昌:自画像の美術史―「私」と「わたし」が出会うとき
2016年4月5日(火) ~2016年6月19日(日)
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<国立国際美術館>
日本の現代美術を代表する美術家・森村泰昌の地元・大阪の美術館では初となる大規模個展
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日本の現代美術を代表する美術家・森村泰昌の地元・大阪の美術館では初となる大規模個展。全編60分を超える、森村としては初めての長編映像作品を含む50点の新作、未発表作と、過去の代表作あわせて134点で構成します。
※総点数134点は参考出品9点(木村浩および石原友明の作品)を含みます。
1951年、大阪に生まれた美術家・森村泰昌は、現在も大阪を拠点として国内外で活躍しています。85年京都のギャラリーのグループ展「ラデカルな意志のスマイル」で発表した《肖像(ゴッホ)》が高い評価を獲得して以来、一貫して名画の登場人物や映画女優、20世紀の歴史上の有名人物などに自らが扮するセルフ・ポートレイトを手がけてきました。本展は、森村がこれまで取り組んできた自画像の美術史の集大成とも言える構成となっています。
展覧会の第1部では、初期の《肖像(ゴッホ)》を始め、17世紀オランダ絵画の巨匠レンブラントの自我を深く探った「レンブラントの部屋」シリーズ(1994年)、20世紀メキシコ現代絵画の第一人者フリーダ・カーロの人生の愛と死を森村独特のテイストで祝祭的に作り上げた「私の中のフリーダ(花輪)」シリーズ(2001年)など、過去に発表され高い評価を得た作品に加え、レオナルド・ダ・ヴィンチ、デューラー、カラヴァッジョ、ルブラン、マグリット、ダリ、そして30年ぶりにゴッホの自画像に扮して制作した新作を展示します。これらの作品群からは、自画像になることで露になる画家、作品に対する森村の解釈、ダ・ヴィンチ以降の西洋美術史における自画像への森村による批評もうかがい知ることができます。
また、自国美術の表現の先駆者として松本竣介、青木繁、萬鉄五郎、村山槐多といった近代日本の美術、ウォーホルやシンディー・シャーマンなどの現代美術の自画像にも扮し、作家たちの人間性や創造の豊かさを新たに蘇らせます。
第2部には、本展のために新たに制作された映像作品を展示。新進気鋭の映像作家・藤井光を起用し、全編60分を超える、森村の試みとしては初めての長編映像作品です。第1部にも登場した自画像を描く画家そして森村が登場し、それぞれの独白の中から「私」とは何かを浮かび上がらせます。
110余点におよぶセルフ・ポートレイト作品に加え、幼少時からのポートレイトも紹介。美術史に触れるまでの森村の個人史(=「わたし」)と、自らが登場することによって批評性をともないながら獲得した美術史(=「私」)がクロスオーバーし、極めて回顧的に美術家・森村泰昌を概観する展覧会となることでしょう。
開催日 | 2016年04月05日~2016年06月19日 |
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会場 | 国立国際美術館 |
会場住所 | 大阪市北区中之島 4-2-55 地図 |
地域 | 京阪神 / 大阪 |
アクセス | 中之島線 渡辺橋駅(2番出口)より南西へ徒歩約5分 地下鉄四つ橋線 肥後橋駅(3番出口)より西へ徒歩約10分 御堂筋線 淀屋橋駅(7番出口)より土佐堀川を越え西へ徒歩約15分 JR大阪環状線 福島駅/東西線 新福島駅(2番出口)より南へ徒歩約10分 大阪駅より南西へ徒歩約20分 阪神福島駅より南へ徒歩約10分 阪急梅田駅より南西へ徒歩約20分 |
入場料 | 一般 1,300(1,100)円 大学生 900(700)円 高校生 500(300)円 ※( )内は前売・団体料金/団体は20名以上/中学生以下無料 ※心身に障害のある方とその付添者1名無料(証明できるものをご提示願います)。 |
営業時間 | 10:00~17:00、金曜日は19:00まで (入場は閉館の30分前まで) 休館日 月曜日(ただし5月2日(月)は開館) |
イベントURL | http://www.nmao.go.jp/ |
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