日本の美・発見X 躍動と回帰 ―桃山の美術
2015年8月8日(土) ~2015年10月12日(月)
- カテゴリ
- 個展・グループ展・展示会
- タグ[編集]
- このページにタグをつけてみませんか?
<出光美術館>
ときに革新的とたたえられる桃山時代の美術の魅力が、実は過去の造形との関わりによって生み出されていることに注目します。
編集者 | |
---|---|
エントリー機能 | エントリー機能を使わない |
エントリー掲載の承認 | エントリーしたら自動的にエントリー一覧に掲載 |
アート掲載 | OFF |
アート掲載の承認 | 投稿したら自動的に出展作品一覧に掲載 |

イベントDATA
16世紀末から17世紀初頭にかけての日本は、戦国武将たちが天下の覇権をめぐってせめぎ合う、激動のただなかにありました。この時代、彼らの好みを反映しながら、躍動感に富んだ魅力的な造形が数多く生み出されるようになります。本展は、豊臣秀吉が没する慶長3年(1598)、あるいは徳川家康が江戸幕府を開く同8年(1603)までとする政治史の区分よりもやや幅を持たせつつ、この時代の美術をつらぬく特徴を考えるものです。
きらめく金と、目にも鮮やかな絵具で樹木や草花、鳥たちの姿をあらわした狩野派の屏風絵、あるいは、紙の上に墨を荒々しくぶつけた長谷川等伯(1539~1610)の水墨画。そして、絵師と同じ時代を生きる人々の姿を、実感たっぷりに描き出した風俗画――桃山時代の絵画は、どれも豪華でエネルギッシュな魅力に満ちていますが、その斬新な発想の一端は、過去の時代の絵画、とりわけ日本の生活に深く根ざした「やまと絵」の主題と技法を大胆に変容させることで生まれたものだといえます。
一方、この時代に頭角をあらわしたやきものは、志野・織部・古唐津、そして高取、備前、伊賀など、いずれも日本のやきものの歴史を大きく塗り替えた、豊かな造形性に満ちています。「歪み」「割れ」といった負の要素をこそ、肯定的な美の創造力に置きかえたそれらは、実は、平安・鎌倉時代の六古窯で作られた壺や甕から、生命を包み、運ぶうつわとしての力を掴みとっていました。
本展は、ときに革新的とたたえられる桃山時代の美術の魅力が、実は過去の造形との関わりによって生み出されていることに注目します。出光コレクションから選りすぐった約90件の工芸作品と20件の絵画作品を通して、桃山時代の美術をより新鮮にとらえるための視点をご紹介いたします。
開催日 | 2015年08月08日~2015年10月12日 |
---|---|
会場 | 出光美術館 |
会場住所 | 東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階(出光専用エレベーター9階) 地図 |
地域 | 東京 / 千代田区・中央区(銀座など) |
アクセス | JR「有楽町」駅 国際フォーラム口より徒歩5分 東京メトロ有楽町線「有楽町」駅/都営三田線「日比谷」駅 B3出口より徒歩3分 東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷」駅 有楽町線方面 地下連絡通路経由 B3出口より徒歩3分 |
入場料 | 一般1,000円 高・大生700円(団体20名以上 各200円引) 中学生以下無料(ただし保護者の同伴が必要です) ※障害者手帳をお持ちの方は200円引、その介護者1名は無料です |
営業時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) 毎週金曜日は午後7時まで(入館は午後6時30分まで) 休館日 毎週月曜日 (ただし9月21日、10月12日は開館) |
イベントURL | http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/ |
ShareArt 展覧会・イベント情報さんが投稿したその他のイベント
このイベントに関連するブログ
まだこのイベントが書かれたブログはありません。
このイベントに対するみんなのコメント
会員登録をしてコメントしよう!
同じカテゴリーのイベント

~
2025年9月28日(日) 17:00
アジア圏の留学生作家と日本人作家の交流...
NEOPHYT=何らかの活動における新しい参加者。 活動の一つの柱として、「作家交流展」の開...

~
2025年10月5日(日) 15:00
[7/31参加〆切]「 第1回 はじま...
2025年秋「第1回はじまりのアート」の開催にあたり、作品の出展者を募集します。是非あなたの作...

~
2025年9月21日(日) 16:00
猫展
本展は、1995年から1999年に生まれた作家たちによるグループ展です。 本展に参加する作家...

~
2025年9月21日(日) 20:00
写真展 raison d'e...
普段はモノクロのストリートスナップしか撮らない作者の実験的個展。16展の作品は、全てLEICA...