香水瓶の世紀-バカラとルネ・ラリックを中心に
2015年7月12日(日) ~2015年12月13日(日)
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<資生堂アートハウス>
バカラとルネ・ラリックを中心に、19世紀末から現代に至るおよそ100年間に作られた香水瓶、約200点による展覧会
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イベントDATA
資生堂初代社長である福原信三(ふくはら しんぞう・1883-1948)は、化粧品を、人間の嗅覚、触覚、視覚に訴える特別な感性的価値を生み出すことができる『工藝芸術品』と捉え、その象徴として、わけても香水製造を重視しました。
以来資生堂は福原の思いを受け継ぐと共に、その美的資産を未来に役立てることを目的に、豊かなイマジネーションによる作品群で現代香水瓶の世界に孤高の地位を築くルネ・ラリック(RENÉ LALIQUE 1860-1945)を中心に、クリスタルガラスのラグジュアリーブランドとして名高いバカラほか、香水瓶の歴史に名を刻む数多くの香水瓶をコレクションしてきました。
今回これら、アール・ヌーヴォーからアール・デコを経て現代に至る約200点のコレクションの全容を、初めて一般に公開する展覧会を開催いたします。
20世紀は香水が飛躍的に普及、発達した世紀でもありました。市民階級の台頭による購買層の拡大、ファッションへの関心、合成香料の開発や抽出法の革新による香料の普及は香水の大流行を生み出します。フランスにおける香水製造は産業に結び付き、さまざまな香水が欧米を中心とした幅広い階層の人々に浸透していく大きな要因となりました。
それに呼応するように香水を入れる容器にも工夫が凝らされるようになります。ことに、アール・デコの時代(1920-1930年代)には一つの黄金期を迎えることになり、この時代に制作された香水瓶はルネ・ラリックに代表される傑出したガラス工芸家の活躍もあって、その高い芸術性、ヴァリエーションの豊かさにおいて他の追随を許さないものがあります。
1939年に始まった第2次世界大戦は香水産業にも大きな被害を及ぼしましたが、その後の復興にともない、香水メーカーはもとより、戦前からの流れを引き継ぎながらファッション産業と密接に結び付き、今日に至る発展を遂げていくことになりました。
現在私たちが見る「香水」とは、香り立つ香水そのものに、瓶、ラベル、外箱、そして名称が寄り添い綾なす総合芸術です。この小さな芸術品に人々が込めたイマジネーション、そして、私たちの感覚に訴えかける豊潤で贅沢な美の世界を心ゆくまで味わっていただければ幸いです。
※会期をバカラ社による香水瓶を中心とした前期、ルネ・ラリックによる香水瓶を中心とした後期とし、全作品を入れ替えします。
前 期:バカラ クリスタルの雅歌 7月17日(金)~9月27日(日)
後 期:ルネ・ラリック 幻視のファンタジー 10月2日(金)~12月13日(日)
*掲載画像について
ヴィオレ社『VALREINE(蜜蜂の女王)』の香水瓶
1911年
バカラ製
開催日 | 2015年07月12日~2015年12月13日 |
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会場 | 資生堂アートハウス |
会場住所 | 静岡県掛川市下俣751-1 地図 |
地域 | 東海 / 静岡 |
アクセス | JR「掛川駅」下車、南口よりタクシーで5分、徒歩25分。 バス「掛川駅」北口より、市街地循環線(南回り)、「資生堂アートハウス 入口」下車。 ※「掛川駅」北口からの所要時間は、下車後の徒歩を含め、約30分。 東名高速「掛川IC」より車で7分。新東名高速「森掛川IC」より車で30分。 |
入場料 | 無料 |
営業時間 | 午前10時~午後5時(入場は午後4時30分まで) 休館日 月曜日(月曜日が祝祭日の場合は翌日休館) |
イベントURL | http://www.shiseidogroup.jp/art-house/?rt_pr=tr346 |
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