『月映』 田中恭吉・藤森静雄・恩地孝四郎—木版にいのちを刻んだ青春
2015年1月17日(土) ~2015年3月1日(日)
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<和歌山県立近代美術館>
和歌山市出身の田中恭吉と、その盟友・恩地孝四郎、藤森静雄の三人が独自の表現を世に問うた詩と版画の作品集『月映』が刊行されて100年を迎えることを記念し、その全貌をふり返ります。
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イベントDATA
1914(大正3)年9月、3人の美術学生によって60ページたらずの冊子が世に送り出されました。田中恭吉・藤森静雄・恩地孝四郎による木版画と詩の作品集『月映』です。
大正初期、文芸誌『白樺』などで日本に紹介され始めた西洋美術の影響を受けながら、病に苛まれ文字通り命を刻むようにして制作を続けた田中恭吉(1892~1915)と、田中に触発され美しい友情を交わしつつ、生死について深く内省する作品を生み出した藤森静雄(1891~1943)、日本で最も早く抽象表現へと進んだ恩地孝四郎(1891~1955)により、『月映』は近代日本の美術史を彩る珠玉の作品集となりました。
この展覧会は『月映』が刊行されて100年となるのを記念し、和歌山県立近代美術館の所蔵品を中心に全国から作品を集め、約330点によりその全貌をご紹介するものです。1915(大正4)年11月の第7号まで約200部ずつ刊行された公刊『月映』から全点を展示するのはもちろん、出版するのとは別に3人だけが持ち合い、現在では1部しか残されていない貴重な私家版も紹介します。また竹久夢二との交流を示す作品があるほか、『月映』を見た萩原朔太郎が装幀を田中と恩地に依頼し誕生した詩集『月に吠える』の挿画となった作品も、現存する恩地孝四郎旧蔵品と萩原朔太郎旧蔵品が今回初めて一緒に並びます。100年前の若者たちの奇跡のような出会いを、ぜひご覧ください。
*掲載画像について
恩地孝四郎
《望と怖》
1914年頃
木版、紙
和歌山県立近代美術館
開催日 | 2015年01月17日~2015年03月01日 |
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会場 | 和歌山県立近代美術館 |
会場住所 | 和歌山県和歌山市吹上1-4-14 地図 |
地域 | 近畿 / 和歌山 |
アクセス | JR和歌山駅または南海電鉄和歌山市駅から約10分 和歌浦口方面行き「県庁前」下車、徒歩2分 ※関西国際空港からリムジンバスでJR和歌山駅まで約40分 |
入場料 | 一 般 510(410)円 大学生 300(250)円 ( )内は20 名以上の団体料金 *高校生以下、65 歳以上、障がい者の方、県内に在学中の外国人留学生は無料 *1月24日(土)、2月28日(土)は「紀陽文化財団の日」として大学生無料 |
営業時間 | 9:30~17:00(入場は16:30 まで) 休館日 月曜日 |
イベントURL | http://www.momaw.jp/ |
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