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上野和也 、加藤真史、川村和秀(オル太)、上村菜々子、
斉藤隆文(オル太) 、田川春菜、豊崎恵美、永井優


展示ディレクター:豊崎恵美

会期:2012年5月19日(土)~6月17日(日)
休館日:毎週火曜日 
会館時間:12~19時(金・土は20時まで)
入場料:無料

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アキバタマビ21 第19回 展覧会 「脳に映るは移る日蝕」

作家の脳に映るそれぞれの「日蝕」

ある人が美術作品にふれると、さまざまなことがその人の中に起こると思います。例えばその場にいないはずの作者の存在を強く意識したり、すっかり忘れていた記憶を呼び起されたり、五感に分類しがたい複雑な感覚を覚えたりなどです。それはつまり、ある作家の視点を通すことによって、今までなんでもないと思われていたものたちがつながり、新しい価値が立ち現れることです。例えるなら地球と月と太陽が一瞬だけ交差する特別な現象である、日蝕のようなものだといえるのではないでしょうか。

 世界の中で「あるもの」と「あるもの」とがふいに交わり、作家がそこに価値を重ねる。そしてその出来事はもしかしたら一瞬で消失してしまうかもしれません。言い換えれば、それぞれの作家の視点を通せば世界は「日蝕」という特別な現象であふれていて、それらは水中の無数の泡のように現れては消えている、ともいえます。そのため作品とは各作家にとっての「日蝕」が定着され具現化したものであるといえるのです。

 日蝕に対する人の反応は多様です。ある人は太陽という絶対的なものが地球の衛星である月の影に覆われてしまうという日蝕の構造から、個体間の影響関係を象徴的に読み取るかもしれません(それは月蝕という現象を想起し、個体間の交換可能性にも繋がります)。またそこに神秘性を読み取り宗教観に繋げる人もいるでしょうし、さらには日蝕を商業的なイベントにすら繋げる人までいるかもしれません。価値が多様化している現代だからこそ、私たちは「日蝕」というテーマに可能性や潜在性を感じるのです。

 今回の展示では各作家が世界の中から見出した「日蝕」を作品として具現化します。その作品を受け取った鑑賞者が作品と自己の交わりに価値を見出し、またひとつ新たな「日蝕」が生まれることを私たちは期待しています。

◇関連イベント

●トークセッション
出品作家とゲストによるトークイベント
6月17日(日)17時~19時
ゲスト:南嶌宏(女子美術大学教授)
●グランドオープン・レセプション&パーティー 5月19日(土)18時~20時

開催日 2012年05月19日 12:00~2012年06月17日 19:00
会場 アキバタマビ21
会場住所 東京都千代田区外神田6-11-14/3331 Arts Chiyoda 201・201 地図
地域 東京 / 千代田区・中央区(銀座など)
東京都千代田区外神田6-11-14/3331 Arts Chiyoda 201・201

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