「マックス・エルンスト―フィギュア×スケープ」展
2012年4月7日(土) ~2012年6月24日(日)
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<横浜美術館>
メニル・コレクション(ヒューストン)所蔵の《美しき女庭師の帰還》やポンピドゥー・センター(パリ)所蔵の《三本の糸杉》などの代表作をはじめ、国内の知られざる作品も含めて、マックス・エルンストの油彩画、コラージュ、写真コラージュ、フロッタージュ、版画、彫刻など計約130点が一堂に会します。
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イベントDATA
マックス・エルンスト(1891-1976)は、これまでわが国では主にシュルレアリスムを代表する画家のひとりとして紹介されてきました。本展は、そうしたシュルレアリスムという枠を一旦外し、エルンストの作品を「フィギュア」と「風景」というモチーフから検証し直すことで、エルンスト独自の関心のありようを探り、現代の日本人にとってエルンストの芸術はいかなる意義をもつのかを明らかにしようとするものです。
エルンストの作品には、可愛らしい鳥や天使、あどけない顔の人物からグロテスクな怪物的存在まで、様々なフィギュア(像)が登場します。エルンストはまた、自らの内なる自我を鳥と人の合体した姿で作品中に登場させ、「ロプロプ」と名付けました。しかしその姿は、偶然にみつけた形を元にしているので常に変幻自在であると同時に、下地となる空間表現と強く結びついています。エルンストの空間とフィギュアは形態的にも、また意味内容的にも、密接な関係にあります。本展では「フィギュア×スケープ」という概念の下に「フィギュア」と「風景(または空間)」の関係を見極めながらその主題を読み解くことにより、エルンストの関心の独自性に迫ります。
現代の日本美術では、アニメーションやコミックなどのサブカルチャーにおけるイメージをバックボーンとして、様々な「キャラクター」としての人物像や動物像がひとつの潮流を作っています。複数の異なる媒体に登場したり、二次創作によって描き換えられたりしながら多様な姿を取るこれら現代的なキャラクターたちが孕はらむ、固有性や同一性の問題は、実はマックス・エルンストの生み出したフィギュアと思いがけない共通点を持っているのではないでしょうか。本展では、このような視点の下、アートにおけるキャラクター的なフィギュアの生みの親としての一面にも着目し、エルンスト芸術の今日的意義を改めて見直します。
本展は、メニル・コレクション(ヒューストン)所蔵の《美しき女庭師の帰還》やポンピドゥー・センター(パリ)所蔵の《三本の糸杉》などの代表作をはじめ、国内の知られざる作品も含めて、マックス・エルンストの油彩画、コラージュ、写真コラージュ、フロッタージュ、版画、彫刻など計約130点が一堂に会す、またとない機会です。
*掲載画像について
マックス・エルンストのポートレート
撮影:マン・レイ
1935年頃、ゼラチン・シルバー・プリント、28.2×22.2㎝、横浜美術館蔵
開催日 | 2012年04月07日~2012年06月24日 |
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会場 | 横浜美術館 |
会場住所 | 神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目4番1号 地図 |
地域 | 南関東 / 神奈川 |
アクセス | みなとみらい線(東急東横線直通)をご利用の場合:みなとみらい駅下車、5番出口から徒歩5分。 JR線、横浜市営地下鉄線をご利用の場合:桜木町駅下車、【動く歩道】を利用、徒歩10分。 |
入場料 | 一般 1,200(1,100)円、大学・高校生 800(700)円、中学生 400(300)円 小学生以下無料 ※毎週土曜日は、高校生以下無料(要学生証・生徒手帳)。 ※障がい者手帳をお持ちの方と介護の方(1名)は無料。 ※( )内は前売、ならびに有料20 名様以上の団体料金(団体チケットは会場のみで販売、要事前予約)。 |
営業時間 | 10時から18時(入館は閉館の30分前まで) |
イベントURL | http://www.yaf.or.jp/yma/ |
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