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活動日記
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吉田孝行
ぽんぽこマウンテン
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ダンマン
ダンマーム
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ヴィデオアート
映像祭
映画祭
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拙作『ぽんぽこマウンテン』が、中東サウジアラビアのダンマンで開催されるヴィデオアートの国際フォーラムに選出され現地で上映されることになりました。サウジアラビアでヴィデオアートの国際イベントが開催されるのは初めてのことで、同フォーラムでは世界18か国のヴィデオアート作品が上映されるとのことです。会期は12月20日(木)〜12月24日(月)です。詳細は追ってお知らせ致します。
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吉田孝行作品『ぽんぽこマウンテン』
(撮影・編集:吉田孝行/2016年/10分/HD/16:9/白黒)
日本のとある公園に設置されている白い色のエア遊具。雪山のようなトランポリンであり、その上で子ども達は、ぽんぽこ飛び跳ねて遊んでいる。曲線のあるユニークな風景の中で、無邪気に遊んでいる子ども達の姿を、動画と静止画の組み合わせで表現したモノクロの映像作品。「子供心を失った者は、もはや芸術家とはいえない」という彫刻家コンスタンチン・ブランクーシの言葉に着想を得て制作された。

拙作はいずれも、ドキュメンタリーという言葉から想起されるある種の定型を刷新することを意図して、以下の基本コンセプトに基づいて制作されております。①特定の人物や集団あるいは事象を追わないドキュメンタリー、②他者の苦しみや困難あるいはそれから派生するドラマ性に依拠しないドキュメンタリー、③人間を撮るのではなく、人間もその一部にしか過ぎない「この世界」を撮るドキュメンタリー、④映像の記録的価値に依拠しないドキュメンタリー、⑤映像表現における時間の間接的再現に依拠しないドキュメンタリー、⑥映像の言語情報伝達機能に依拠しないドキュメンタリー、⑦未来の仮象としての子ども達の姿を通して未来を記録しようとするドキュメンタリーです。

【吉田孝行プロフィール】
1972年北海道生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程終了。映画美学校で映画制作を学ぶ。東京フィルメックス2014でアジアの映画人材育成事業「タレンツ・トーキョー」のコーディネーターを務める。ドキュメンタリー専門誌「neoneo」の編集に携わる。共著に『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』(森話社)など。近作『ぽんぽこマウンテン』(2016)が、デトモルト国際短編映画祭、ジョグジャ・ネットパック・アジア映画祭、サラミンダナオ・アジア映画祭、マドリード、モスクワ、コペンハーゲンのビデオアート展など、20か国以上の映画祭や展覧会に選出されている。イラク北部クルド自治区で開催されたスレイマニヤ国際映画祭2017で審査員を務める。世田谷区子ども基金助成事業「子どもドキュメンタリー教室」主宰。近作『タッチストーン』(2018)が、ジョグジャカルタ国際ドキュメンタリー映画祭、パルヌ国際映画祭、イスタンブール国際実験映画祭など、10か国以上の映画祭や展覧会に選出されている。

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