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『モローとルオー』展@松本市美術館

象徴主義の巨匠ギュスターヴ・モロー、そして20世紀最大の宗教画家ジョルジュ・ルオー。 二人...

さてさて、

松本市美術館で開催中の

『モローとルオー』展を拝見しました。

やはり、ルオーはいいですね…。

この寒く、静かな季節に似合います♪

なぜモローとルオーなのかといいますと、

ルオーの美術学校時代の恩師がモローなのです。

二人は師弟であり、芸術上の父子でもあったそうです。

いつもの通り、気になった作品を

展示順に具体的に挙げますと…

①ルオー「人物のいる風景」(1897 パナソニック汐留ミュージアム蔵)

暮れゆく陽の中、沐浴する五人。

森の深さがいい…。

②ルオー 「ヨブ」(1892 ルオー財団蔵)

聖ヨブを憐れむ友人エリファズ、ビルダド、ツォファルの雰囲気が泣けます。

③モロー 「ユピテルとセメレ」(モロー美術館蔵)

まさに、神々しい神々の支配者ユピテル。

眼差しがキョーレツ!

一方のセメレは、顔が少し変…。

バックの紺色が効いています。

④ルオー 「聖顔」(1933 ポンピドゥーセンター蔵)

今回イチオシの作品!

イコンのような厳格さで、作品に近寄りがたさが漂います…。

⑤ルオー 「洗礼者ヨハネの頭部」(1929-39 個人蔵)

マチエールがスゴイ…。

絵の具というよりも、『岩』です、これは…。

⑥モロー 「油彩下絵」(モロー美術館蔵)

この絵のあるコーナーは、壁全体を黒トーンに統一して、

カッコよかった。

「油彩下絵」はある意味、モローの作品の中で、一番よかったかも…。

色彩のコントラストがステキでした~♪

⑦モロー 「一角獣」(モロー美術館蔵)

乙女と一角獣の「白」と、乙女の服・帽子の「赤」、背景の「青」が、

キレイです。

この絵のあるコーナーは、一転して、壁全体を赤トーンに統一して、

さらにカッコよかったですっ!!

そして、パナソニックの持っている作品が、

付け足しのように、最後に飾られていますが…。

⑨ルオー 「冬 人物のいる風景」(パナソニック汐留ミュージアム蔵)

ゆこもりの好きな作品♪

小品ですが、何だか暖かくてイイんです…。

⑩ルオー 「ミセレーレ」(パナソニック汐留ミュージアム蔵)

版画作品。 タイトルがとてもいいんです♪

⑪ルオー 「マドレーヌ」(1956 パナソニック汐留ミュージアム蔵)

マグダラのマリア。

カラフルでステキ♪

⑫モロー 「ピエタ」(1854 岐阜県美術館蔵)

モロー28歳の時の作品。

キレイ…。

丁寧さ、繊細さ、生真面目さが出ています。

3/23(日)までです。

なかなか見られない作品が目白押しなので、

ぜひ見に行ってほしいです♪


松本市美術館 HP

http://www.city.matsumoto.nagano.jp/artmuse/p3/p3-html/p3-kikaku20.htm