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レンブラント
フェルメール
マウリッツハイス美術館
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マウリッツハイス美術館展 オランダ・フ...

<東京都美術館> 17世紀オランダ・フランドル絵画の世界的コレクションで知られるオランダ・ハ...

世界で一番有名といっても過言でない少女に会いに東京都美術館まで行ってきました。

アートファンならずとも一度は見てみたい作品ということもあって、日々大混雑の東京都美術館。
外待ちは当たり前で、調べて見ると入館まで60分以上待つこともあるとか!
もはやディズニーランドの世界ですね(笑

覚悟はしていたのですが、訪れたときは、夜間開館の金曜日。しかも18時前後の微妙な時間帯だったため、運よく待ち時間ゼロで入ることができました。これから見に行く!っという人でしたら、公式ホームページの混雑状況と過去の状況を確認していくとおススメですよ。

展覧会は6章構成。美術館の歴史に始まり、風景画、歴史画、肖像画と「トローニー」、2階に進み静物画、風俗画となっています。
フェルメールの作品のひとつ、《ディアナとニンフ》は第3章の歴史画に、《真珠の耳飾りの少女》は第4章の肖像画と「トローニー」の前半に展示されています。
やはり《真珠の耳飾りの少女》は扱いが別格であり、大きな空間に一枚だけ展示されています。2コースに分かれており、1コースが近くで見たい人向けルートで、作品の近くで見ることができますが、立ち止まっての鑑賞ができません。もう1コースは少し離れた場所で見るコースで、こちらは止まって心行くまで鑑賞することができます。
私は近くまでいけるルールをまず通り、2回目はじっくりルートで鑑賞しました。死ぬまでにこの眼で見たいと思っていた作品が目の前にあること、そして期待通りの美しさにただただ感動。いつまでも立ち去りがたい気持ちになりました。
そうそう、じっくり鑑賞したい場合はオペラグラス持参が吉ですよ!

もうひとつの作品、《ディアナとニンフ》は来日していることを知らず、当日初めて知りました(汗
そしてなぜかポストカードを買うのを忘れるという失態も。トホホです・・・。

フェルメールが前面に出ているこの展覧会ですがそれ以外の作品もすばらしいものが揃っています。オランダの巨匠レンブラントをはじめ、ルーベンス、フランス・ハルス、ライスダールなど、ここまでレベルの高い作品を見られるなんて思っても見ませんでした。会期終了直前にもう一度行ってもいいなと思ってます。


さてさていつも通り、今回も購入してきたポストカードより、展示作品をご紹介します。

1. ピーテル・パウル・ルーベンス 《聖母被昇天(下絵)》
油彩/板
1622-1625年頃
フランダースの犬で登場した作品の下絵です。
これで下絵なの?っていうぐらい色鮮やかで美しい。
ネロが好きになるのがわかる一枚です。

2. レンブラント・ファン・レイン 《シメオンの賛歌》
油彩/板
1631年
さすがレンブラント。これぞ光と闇の画家!と思ってしまった一枚。
暗闇の中でスポットライトが中央にあたる。その美しさが絶妙。
今まで見たレンブラントの作品の中で一番好きな作品になりました。

3. ヨハネス・フェルメール 《真珠の耳飾りの少女》
油彩/カンヴァス
1665年頃
説明不要な一枚。
この眼で見れたことがなによりの幸せ。
ただただ感動です。

4. フランス・ハルス 《笑う少年》
油彩/板
1625年頃
パンフレットなどにも掲載される《笑う少年》。
人懐っこそうな笑顔が愛らしいです。
直径30.4cmしかなく、円の中に描かれているので、結構小さい作品です。

5. レンブラント・ファン・レイン 《自画像》
油彩/カンヴァス
1667年
打って変ってこちらはレンブラントの肖像画。
初老の時期なのかな?
どことなくもの悲しさがただよう一枚です。

6. レンブラント・ファン・レイン 《羽根飾りのある帽子をかぶる男のトローニー》
油彩/板
1635-40年頃
フシギな形の帽子ですが、使用されている羽根はなんとダチョウだそうです。
貿易が盛んだったオランダならではなのでしょうか?
こちらも顔にスポットライトが当たっていて、背景が暗いというレンブラントらしい作品です。

7. カレル・ファブリティウス 《ごしきひわ》
油彩/板
1654年頃
事故で早世してしまったファブリティウスの作品。
レンブラントの弟子の一人で、将来を嘱望されていた人だったそうです。
この人が生きていたら、フェルメールの現在の名声はここまでではなかったかもしれません。

8.ヤン・ステーン 《親に倣って子も歌う》
油彩/カンヴァス
1668-70年頃
最近この人の作品が好きでしょうがないです(笑
ポストカードがあれば確実に買ってますよ。
今回のこの絵もちゃ~んとした意味があるのです(フフフ


☆Information
・マウリッツハイス美術館展 ~オランダ・フランドル絵画の至宝~
場所:東京都美術館 ※1
会期:2012/06/30~2012/09/17 ※1
住所:東京都台東区上野公園8-36 ※1
定休:月
時間:金以外)09:30~17:30  ※2 金)09:30~20:00
交通:徒歩 JR上野駅より9分
料金:大人)1600円 大学生)1300円 高校生)800円 65歳以上)900円
商品:カタログ、ハガキ、クリアファイル等あり。

※1 その後 神戸市立博物館(2012/09/29~2013/01/06)に巡回します。
※2 夏休み期間中は09:30-18:30


☆Link
http://www.asahi.com/mauritshuis2012/ マウリッツハイス美術館展 【公式HP】


その他写真・画像はブログにて掲載中です。もしよかった見に来てね。
http://tripcock.exblog.jp/18818125/

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