終 末 思 想
とめどない妄想をはじめよう
世界が終わりそうな感覚に襲われる
硝子がヒビ割れた時計はすました顔で
時間を刻み続けているけど
ほんとは全部終わってるんじゃないか?
僕はそっと聞いてみた
返事はまだかえってこない
今にも落っこちてきそうな丸い大きな月が空で燃えている
赤い月の下、国道は電灯とネオンで光ってその光に侵食されてしまいそう
見てるだけで脳に虫が湧いてきそうだ
世界が壊れてる
ブレーキとアクセルを踏む音に混じって軋む音が聞こえてくる
僕はROCKでそれを掻き消す
なんとまぁ、rockな精神だろうか
スピーカーから漏れてくる声は絶望を綺麗に歌いあげてる
そうだ
もう世界は終わるんだった
夜空が真っ暗なのは
きっとヒビを隠すため
僕の頭が痛いのは
きっと軋む音を誤魔化すため
だから
僕の胸がいたいのは
きっと
汚い世界でのたうちまわる綺麗な貴方達を最期まで見届けられなくて苦しい所為
もうすぐ終わるんだ
全部が
08/10 20:34
- カテゴリ
- 文芸・詩
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作成者 | |
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作成日 | 2011年10月27日 22:56 |
BRAVO SEAL
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主に絵画作品を掲載(販売可作品もあり)。
・『最前線の詩画シリーズ』……夢を見ると言う現実にぶつかった者の声。かつてない時代を生きている「今」だからこそ生まれた言葉たち。その「絵」のみを掲載。「絵」と対になる「詩」は、アメブロにて掲載。公開準備中の作品もございます。
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