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出光美術館。
重要文化財を含む高い質の文人画コレクションが一堂にお目見えします。しかも、日本文人画の代表的作家たち、池大雅・与謝蕪村・浦上玉堂に、ユーモアにあふれた仙涯を交えた初の豪華なラインアップ。

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大雅・蕪村・玉堂と仙涯 -「笑(わらい)」のこころ

文人画とは、中国で士大夫(したいふ)と呼ばれた官僚が、余技として描いた画をさします。政治とのしがらみの中で、自由を希求する理想が叶わない場合もあった彼らは、時には職を辞してまでも、屈折したその心境を描き出しました。そのために文人画という響きには、どこか悲劇的で深刻な趣がつきまといます。それは現代の私たちには実感しにくく、近寄りがたくもあります。しかも、その中国文人に憧れた日本の文人画家の画も、従来は同様の印象で語られることが多かったようです。
しかし、日本の文人画には、絵を見ただけで思わず微笑んでしまう名品が少なくありません。このような「笑」をひきおこす絵画表現がなぜ好まれたのでしょうか。
中国・明時代の影響を受けて、江戸時代中期(18世紀)に京都で花開いた文人文化は、狩野派による権威的な芸術に飽き足りない人々の心をつかみました。中国のような官僚制度のなかった日本では、文人たちの屈折した心境は完全に理解できなかった一方で、今までにない自在な水墨表現による自己の表出に胸をときめかせました。そして、日本の文人画家たちの自由な創造力の源泉のひとつが、好奇心あふれる仲間との交遊で生じた「笑(わらい)」だったのです。
陽光がふりそそぐような、大らかで明るい大雅の咲(わら)い、文学的な詩情ただよう、蕪村の洒脱で少し皮肉な嗤(わら)い、放浪する人生を選んだ自分を達観するような玉堂の清々しい笑い。このように、3人の巨匠を見ると、文人画は意外と身近でおもしろい芸術であることに気づかされます。
この展覧会では、出光コレクションの中から池大雅・与謝蕪村・浦上玉堂の巨匠3人と、仙を合わせた優品56件により、様々な「笑」を知的に表現した4人の個性に光をあてます。ひねりが効き過ぎた文人画の巨匠たちの後には、茶目っ気たっぷりな仙さんで大いに笑って、人生ドラマの醍醐味を噛みしめていただければ幸いです。

開催日 2011年09月10日 10:00~2011年10月23日 17:00
会場 出光美術館
会場住所 東京都千代田区丸の内3-1-1 地図
地域 東京 / 千代田区・中央区(銀座など)
入場料 一般 1000円
高・大生 700円
中学生以下無料
(ただし保護者の同伴が必要です)
※障害者手帳をお持ちの方は200円引、その介護者1名は無料です
営業時間 午前10時~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
毎週金曜日は午後7時まで
(入館は午後6時30分まで)


休館日
毎週月曜日
(ただし月曜日が祝日および振替休日の場合は開館)
年末年始および展示替期間
電話番号 03-5777-8600
イベントURL http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/index.html
東京都千代田区丸の内3-1-1

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