生誕100年 高井貞二展 ―「昭和」を描いた人―
2011年9月3日(土) 9:30 ~2011年10月16日(日) 17:00
- カテゴリ
- 絵画・版画
- 個展・グループ展・展示会
- タグ[編集]
- このページにタグをつけてみませんか?
和歌山県立近代美術館
和歌山県高野口町で育った画家 高井貞二(たかい・ていじ 1911-1986)の画業を回顧します。
編集者 | |
---|---|
エントリー機能 | エントリー機能を使わない |
エントリー掲載の承認 | エントリーしたら自動的にエントリー一覧に掲載 |
アート掲載 | OFF |
アート掲載の承認 | 投稿したら自動的に出展作品一覧に掲載 |

イベントDATA
いまから100年前、1911(明治44)年に生まれた高井は、1930(昭和5)年、19歳のときに第17回二科展へ出品した《文明》が入選し、メカニズムの画家として画壇に登場しました。飛行機や機械、ビルディングなど近代的な事物への素朴な憧れを反映させた作品は、東郷青児などモダニズムを代表する画家たちに 注目され、高井は新進画家として認められていきました。
昭和初期の都市文化から刺激を受けながら、自身の絵画表現を追求する一方、『新青年』、探偵雑誌 『ぷろふぃる』をはじめとするさまざまな雑誌の挿絵を手がけ、イラストレーターとしての仕事も始めています。仲間にも恵まれ、「新油絵の会」「集団 新挿絵」などの展覧会グループを創立するほか、二科展の新しい表現を目指した作家たちのグループ「九室会」にも加わって活躍しました。
1931(昭和6)年の満州事変以降、美術にも社会的な役割が求められるようになると、高井はアメリカの壁画運動に学び、より大衆に訴えるモチーフを従軍画家として取材した中国に求め、現地の風物や人々を写実的に描いて好評を博しました。そして、戦後はニューヨークに渡って抽象画家として再出発し、アメリカと日本の数々の展覧会で紹介されています。
時代とともに歩もうとした高井の多彩な作風の展開には、彼が画家として生きた昭和の揺れ動く世相が反映しています。その仕事を見ることは、わたしたちに社会と美術との関係について深く考えさせてくれる機会ともなるでしょう。
この展覧会では、戦時中の大作《国境の少年達》や、『中支風土記』『北を護る兵士達』挿絵原画など初公開の作品を含め、約150点の作品を出品します。
開催日 | 2011年09月03日 09:30~2011年10月16日 17:00 |
---|---|
会場 | 和歌山県立近代美術館 |
会場住所 | 和歌山市吹上1-4-14 地図 |
地域 | 近畿 / 和歌山 |
入場料 | 一般500(400)円、大学生300(250)円 ( )内は20名以上の団体料金 *高校生以下、65歳以上、障害者の方、県内に在学中の外国人留学生(外国人就学生も含む)は無料 |
営業時間 | 9時30分~17時00分(入場は16時30分まで) 休館日:月曜日 9月19日(月・祝)開館、翌20日(火)休館、10月10日(月・祝)開館、翌11日(火)休館 |
電話番号 | 073ー436-8690 |
イベントURL | http://www.momaw.jp/ |
ShareArt 展覧会・イベント情報さんが投稿したその他のイベント
このイベントに関連するブログ
まだこのイベントが書かれたブログはありません。
このイベントに対するみんなのコメント
会員登録をしてコメントしよう!
同じカテゴリーのイベント

~
2025年9月28日(日) 17:00
西川克己絵画展~そうぞうとりっぷ~
西川克己プロフィール 1996年東京芸術大学美術学部 デザイン科卒業。 2001年~2003...

~
2025年10月18日(土) 17:00
【秘められたる魔性-17-】
ようこそ魔性の館へ、ここは夢と現のあわいの世界。この部屋では逢魔が時のまま時間が止まっておりま...

~
2025年11月9日(日) 19:00
田口恵子個展 「voyage」
異国の市場に並ぶ、見慣れない形や鮮やかな色。 触れた瞬間に伝わってくる空気の湿度や匂い。 ...