能登真理亜「水平線をなぞると海」
2024年4月25日(木) ~2024年5月12日(日)
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鎌倉を拠点にするアートギャラリーHUG FOR_.にて初開催。 守りたい時空間への軽やかな逃避、そしてリフレクションへ。
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イベントDATA
近年、能登は「誰もが誰とも分かち合えない寂しさを抱くひとりたち」をテーマに、近代的な街の風景、生活空間、人物、人の手が加わった人工的な植物 (観葉植物や切り花)を描くことで、現代人にとって内外在的にある虚ろな日々から受けた物悲しさ、孤独、それらから少し距離を置くための時間や空間を現わしてきました。能登が描く寂しさは、2023年発行『Maria Noto Collection of works 2021-2022』に寄稿された詩人 田野倉康一氏の言葉を借りると、近現代で言われる「人間疎外」の孤独とは明らかに位相を異にし、現実世界と自己の間に何ものにも介入されないものである。いわば「守りたい時空間への軽やかな逃避」なのである。
実際の景色を眺めるように絵をぼんやりと見つめていると、意図的にピントのズレを生じさせた絵画表現の効果によって視覚的に柔らかさを感じながら、作品の中にあるいくつかの事象やモチーフへと視点は移行する。同時に思考は現実世界と切り離されるような感覚を覚える。そして、しばしば登場する性別や表情が明確ではない人物は、「誰とも分かち合えない寂しさ」に対峙し続ける作家自らであり、また作品の前にいる鑑賞者を投影している。すなわち作品に関与する者たちを作中で間接的に同居させる、あるいは作家の視点に鑑賞者が追体験するための手立てとなっている。
このような相互的な関係性から更に、鑑賞者が自己の深部にある虚しさや孤独、寂しさの次元に到達した時、そこに自身の安堵や安寧の在処、その気配を認識し静かに心が満ちてゆくことだろう。
本展の出展作品は、これまで能登の作品の象徴的だった都市風景から、鎌倉の海に場面を移し、遠くに見える水平線を線で描いた5連の大作 ≪波間≫ がメインとなります。鑑賞者は広がる海の景色をどのように捉え、思考を重ね、想いを馳せるのでしょうか。ぜひ能登真理亜の新境地をご覧ください。皆さまのご来場を心からお待ちしております。
| 開催日 | 2024年04月25日~2024年05月12日 |
|---|---|
| 会場 | HUG FOR_. |
| 会場住所 | 神奈川県鎌倉市由比ヶ浜1-1-29今小路ビル2F 地図 |
| 地域 | 南関東 / 神奈川 |
| 営業時間 | 11:30-18:00 (水-日) ※月火休廊 ※ゴールデンウイーク期間中の5月6日(月)、5月7日(火)は開廊 ※最終日16:00まで 16:00-18:00クロージング&ギャラリーパーティーを開催 |
| イベントURL | https://www.hugfor.com/ |
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