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故郷を撮り続ける写真家・池本喜巳と入江泰吉

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入江 泰

このたびは故郷を半世紀にわたって撮り続ける写真家・池本喜巳と入江泰吉を取り上げて展示構成します。いずれも二人は、自身の生れ育った地で、半世紀にわたって風景やそこで暮らす人々、行き交う人たちを撮り続けてきました。

入江泰吉にいたっては、奈良大和路の風景に漂う、目に見えない歴史の気配をいかにとらえ、大和路の風景を表現できるのか苦心してきました。風景のなかに溶け込んでいる歴史の気配を、肌で感じ取りながら、時間と巡る季節のなかでシャッターチャンスをねらってきたのです。今回は「息づく、大和」と題して、古から大和に息づき神々の気配が感じられる風景や、豊かな自然のなかで連綿と暮らしてきた人々の姿を撮った里景色など、モノクロとカラー作品37点で展示構成しました。入江作品から歴史が息づいている大和路を紹介します。

写真家・池本喜巳が撮る故郷は鳥取です。鳥取には三徳山三佛寺という寺があり奈良とゆかりの深い地です。ここは修験道の祖である役小角(えんのおづぬ)が三弁の蓮花を散らしたところ、その一つがここに落ちたとされ修験の行場です(他に奈良・吉野、愛媛・石鎚山)。奥の院「投入堂」は役行者が法力で投入したと言われ、その建築方法は未だに分かっていません。写真家の土門拳は「日本第一の建築は、と問われたら、三佛寺投入堂をあげるに躊躇しないであろう」と語っていた。
そうした歴史が色濃く漂う鳥取を池本は、半世紀にわたって風景やそこに暮らしている人たちのスナップやポートレート、三徳山の風物を撮り続けています。池本の代表作のひとつ「近世店屋考」にいたっては、消えゆく個人商店とそこの主人を大型カメラ(8×10インチ)で、そこの店の佇まいを鮮明に、空気感までも写真に記録されています。

入江泰吉と池本喜巳の写真からは、それぞれ撮影地の風土の違いはありますが、その根底には、私たちが忘れかけている日本の古き良き時代の人のあたたかさが写し込まれています。
池本と入江、二人が真摯に取り組んできた日本の風景と暮らしをご覧ください。

開催日 2023年04月17日~2023年04月17日
会場 入江泰吉記念奈良市写真美術館
会場住所 奈良市高畑町600 地図
地域 近畿 / 奈良
入場料 一般500円/高校・大学生200円/団体(20名以上)2割引
毎週土曜日、小・中・高校生無料/障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方無料/奈良市在住の70歳以上の方無料
営業時間 ●開館時間:午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
●休館日:月曜日。
イベントURL https://naracmp.jp/
奈良市高畑町600
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