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東欧からアジア・日本まで、2018年度収蔵作品など全171点を一堂に展示『2018年度ヤング・ポートフォリオ展』3月21日~6月16日清里フォトアートミュージアムにて開催!

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2018年度ヤング・ポートフォリオ

【画像キャプション:K.M. アサド(バングラデシュ、1983)《ロヒンギャ難民の大脱出》2017 ©K.M. Asad】

清里フォトアートミュージアムでは、2019年3月21日(木・祝)から6月16日(日)まで、「2018年度ヤング・ポートフォリオ」展を開催いたします。
ヤング・ポートフォリオ(YP)とは、当館の理念の一つであり、「写真を通して世界の若者を支援する」ことを目的とする文化貢献活動です。毎年、世界の35歳までの若手写真家の作品を公募し、第一線の写真家による厳正な選考を経て、若手写真家の「原点」となる貴重な初期作品を購入・収蔵し、後世に残す活動です。選考された作品を、美術館が永久保存するという、コンテストと異なる性格を持つ本活動は、世界でも他に類をみないものです。(2004年、公益社団法人・日本写真協会より文化振興賞を受賞)
YPは、当館開館の1995年度より継続して行っており、2018年度は第24回となります。これまで世界74カ国から10,356人、133,340点の作品が応募され、そのなかから、45カ国の785人による6,105点の作品を購入いたしました。

■2018年度ヤング・ポートフォリオ(以下 YP2018)の見どころ
●YP2018で作品収蔵した最年少は2001年生まれ・17歳・・・親子二代にわたる受賞者が誕生
YPは、ともすると「レベルが高く、応募を踏みとどまってしまう」という声が聞こえてくる一方で、10代からも応募があります。YP2018で作品収蔵した最年少は10代・2001年生まれで17歳(応募当時)の友長光明です。友長氏の作品について、川田喜久治選考委員も「こういう野性のままを伸ばしてほしい」とコメント。重要なのは、技術面だけではなく、写真表現にかける強い意欲、誰も見たことのない、自分ならではのイメージを提示しようと、高みを目指すエネルギー。そこに年齢は関係ないのだということが明らかとなりました。今後も多くの若い才能が集うことを期待しています。
なお、友長光明の父・友長勇介は、YPで2000、2001、2003年の3回にわたり作品を収蔵しています。YPを23年間継続して行って来たなかで、親子での受賞という嬉しい結果が初めて生まれ、YPが“二世代”にわたった記念すべき年となりました。


●30年前チェルノブイリにて被爆したフィルムを使用・・・新進フォトジャーナリストの挑戦
小原一真は、従来のフォトジャーナリストとは異なるアプローチによる作品を発表している写真家です。2015年から2年間チェルノブイリ原子力発電所事故の影響を受けた女性の半生を描くプロジェクト「Exposure」に取り組んでいました。小原は、チェルノブイリから1キロ地点で、事故が起こった1986年からずっと放射能に曝されていた未使用の中判フィルムを入手。使用期限も91/92年に切れていたこのフィルムを使って、被爆の後遺症に苦しむ女性を撮影したのがこの作品です。被爆という健常者からは想像しづらい“不過視の障がい”を表現したこのプロジェクトは、世界報道写真大賞(WORLD PRESS PHOTO)2016「人々」の部の一位を受賞し、世界45カ国にて展示されました。本展では8点を展示いたします。


●同時展示:過去のYPにて収蔵した作品+3人の選考委員の初期作品各5点
先に申し上げたとおり35歳まで何度でも継続して作品を収蔵するのが、YPの大きな特徴です。実際にYP2018にて収蔵した作家全18人のうち、6人が過去のYPでも作品を収蔵しています。彼らがどのようにシリーズを発展させ、視点を深めているのかをご覧いただくため、約50点を同時に展示いたします。最新作とあわせてご覧ください。また、3人の選考委員の初期作品、すなわち“選考委員のヤング・ポートフォリオ作品”も全15点を同時に展示いたします。




■川田喜久治(日本、1933)
1955年、新潮社に入社。1959年、フリーランスとなり、細江英公、東松照明らとともに写真家のセルフエージェンシー「VIVO」に参画(1961年解散)。1965年発表の写真集『地図』は、戦中戦後の日本人の記憶と未来を示唆する作品として、全頁が観音開きというデザインとともに大きな話題を呼び、世に衝撃を与えた。その後の作品ではカタストロフィな世界を展開。1990年代以降はいち早くデジタル技術を駆使し、新たなドキュメンタリー・ヴィジョンを構築している。




■上田義彦(日本、1957)
日本を代表する広告写真家として内外の広告賞を多数受賞。同時に作家活動を行い、その作品群は国内外から高い評価を得ている。2011年より2018年まで「Gallery 916」を主宰し、企画、展示、出版をトータルでプロデュース。人物、花、家族、標本、原生林など幅広い被写体を撮影してきた35年間の写真家活動の集大成として、2015年に『A Life with Camera』を上梓した。特に、1989年にネイティブアメリカンの聖なる森・クウィノルトにて“森”に魅了され、以来三つの太古の森の姿を30年にわたり撮影。生命の根源を見つめた『FOREST 印象と記憶 1989-2017』を2018年に上梓した。




■細江英公(日本、1933)
舞踏家・土方巽を被写体とした「鎌鼬」や、三島由紀夫を被写体とした「薔薇刑」(1963)など、特異な被写体との関係性から紡ぎ出された物語性の高い作品により戦後写真の転換期における中心的な存在となる。東京工芸大学名誉教授。1995年より当館初代館長。2003年、「生涯にわたり写真芸術に多大な貢献をした写真家」として英国王立写真協会より創立150周年記念特別勲章を受章したほか、2010年、文化功労者。2017年、写真家として初めて生前に旭日重光章を受章した。




■YP2018作品購入作家 ★は過去にもヤング・ポートフォリオで作品を収蔵した作家
1 ■K.M.アサド(バングラデシュ、1983)★
2 ■浅田周麻(日本、1991)
3 ■平野聡(日本、1983)★
4 ■ホアン・ユイシュ(台湾、1994)
5 ■アリョーナ・カハノヴィチ
  (ポーランド/ベラルーシ、1985)
6 ■キム・キュンボン(韓国、1992)
7 ■児玉和也(日本、1993)
8 ■黒石千歳(日本、1985)
9 ■イ・ジョンウン(韓国、1984)
10 ■中悠紀(日本、1991)★
11 ■小原一真(日本、1985)
12 ■リュウ・イカ(中国、1994)
13 ■高島空太(日本、1988)★
14 ■トミモとあきな(日本、1987)
15 ■友長光明(日本、2001)
16 ■宛超凡(中国、1991)
17 ■ピョートル・ズビエルスキ(ポーランド、1987)★
18 ■アリョーナ・ランダーロワ(ロシア、1988)★

開催日 2019年03月21日~2019年06月16日
会場 清里フォトアートミュージアム
会場住所 山梨県北杜市高根町清里3545−1222 地図
地域 甲信越 / 山梨
入場料 一般:800円(600円)
学生:600円(400円)
中・高生:400円(200円)

※友の会・会員無料( )内は20名様以上の団体料金
家族割引 1,200円(2名~6名様まで)
営業時間 10:00~18:00(入館は17:30まで)

休館日:毎週火曜日、但し4月30日(火)は開館、3月20日(水)までは冬季休館
イベントURL http://www.kmopa.com
山梨県北杜市高根町清里3545−1222
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