「名画の時間」展
2018年12月8日(土) ~2019年3月17日(日)
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近代の巨匠による油彩画とフラワーアーティスト東信のコラボレーション企画!黒田清輝、ルノワールが描いた花の時の流れを、移ろいゆく生花の映像で追う絵画に描かれた時間をたどる「名画の時間」展にて展示。12/8(土)~3/17(日)
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イベントDATA
ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)では、絵画に描かれた「時間」の表現に焦点を当てる「名画の時間」展を12月8日(土)より開催します。絵画作品は時間と共に変化することも動き出したりすることもありません。しかし、絵画に描かれた世界にはいくつもの「時間」が表現されています。
本展では、特別企画としてフラワーアーティストとして活躍する東信(あずま・まこと)がポーラ美術館収蔵の花の絵画とコラボレーションした映像作品「Drop Time」シリーズを展示します。本作は、《菊》(黒田清輝 1912年(大正元年))、《アネモネ》(ピエール・オーギュスト・ルノワール 1883-1890年頃)、秋の花々を思わせる《日本風の花瓶》(オディロン・ルドン 1908年)の3点を、生花によって再現しさらにその花々を数週間にわたり撮影し花の命の移ろいを記録することで、こぼれ落ちていくような時間を表現した映像作品です。絵画に描かれた「時間」の表現を、東信によるコラボレーション作品を交えて体感できる機会です。
【東信氏・コメント】
私は2015年より「名画と花」というテーマで過去の偉大なる先人たちが描いてきた花の名画を、「活ける」という行為を通じて模写する試みをはじめた。それは日々刻々と変化する短命な花々を前に、ゴッホやピカソ、ルドンやルノワールといったさまざまな画家たちが、どのような視点で、どのような思いを馳せて描いたのか、その心に自らの心を重ねていくような作業であった。
今回ポーラ美術館が『名画の時間』という展覧会を開催するにあたり、収蔵される名だたる名画の中から3点、現代風に再解釈をして活けさせていただくという貴重な機会を頂いた。そして今までは「模写」として写真におさめてきた花々に、今度は命を吹き込み、そこから動き出す「時間」を追いかけ、映像化することにした。花々は自由に動き、揺れ、あるものは美しく咲き、あるものは静かに朽ちてゆく。水は濁り、花びらは散り、葉は変色する。それらは花が単なる物体ではなく、我々人間と同じように尊い「時間」を刻む命の姿であることを物語っている。
私たちはこれらの「時間」を体感しながら、改めて名画を覗き込む。おそらく画家たちも描いていく中で移り変わる花の時間を眺めていたにちがいない。だとすると、描かれた花の姿は単なる花の一瞬ではなく、彼らの記憶の中に宿る花の命そのものだということに気付くだろう。
■東信(あずま・まこと)プロフィール
フラワーアーティスト
2002年より花屋を営み続け、現在は東京・南青山にてオートクチュールの花屋「JARDINS des FLEURS」を構える。2005年より、こうした花屋としての活動に加え、花・植物による表現の可能性を探求し、彫刻作品ともいえる造形表現を始める。ニューヨークでの個展を皮切りに、ヨーロッパやアメリカを中心に先鋭的な作品を数多く発表するほか、2009年より実験的植物集団「東信、花樹研究所(AMKK)」を立ち上げ、世界各地の美術館やアートギャラリー、パブリックスペースなどで作品発表を重ねる。
近年では人と花の接点を模索するプロジェクトも精力的に展開。独自の視点から植物の美を追求し続けている。www.azumamakoto.com
| 開催日 | 2018年12月08日~2019年03月17日 |
|---|---|
| 会場 | ポーラ美術館 |
| 会場住所 | 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285 地図 |
| 地域 | 南関東 / 神奈川 |
| 入場料 | 大人1,800円/シニア割引(65歳以上)1,600円/大高生1,300円/中小生700円 |
| 営業時間 | 9:00~17:00 (入館は16:30まで) 【休館日】:無休(展示替えのための臨時休館あり) |
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