戦後世代の横顔-パリの革新、1950~60年代 +〔秋岡芳夫全集3〕
2015年2月14日(土) ~2015年3月22日(日)
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<目黒区美術館>
戦後まもない1950年頃から1960 年頃に焦点をあて、パリで飛躍、活躍していった作家たちをふり返ります。目黒のデザイナー 秋岡芳夫の作品・資料を紹介する特集展示を同時開催。
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イベントDATA
目黒区美術館では、「海外で学んだ画家たちとその作品」を作品収集の方針のひとつとしています。 本年度は、秋と冬の二期に分け、戦前・戦後、ふたつの時代のパリに関わった画家と作品を紹介します。 秋開催の第一部(戦前編)では、第一次世界大戦前の1910 年代から1930 年代のパリを舞台に、研鑽をつみ、時には脚光を浴びた日本人作家たちを展覧しました。 続く本展、第二部(戦後編)は、戦後まもない1950年頃から1960 年頃に焦点をあて、パリで飛躍、活躍していった作家たちをふり返ります。
第二次世界大戦後、海外への渡航が可能になった1950年代、二つの世代の作家たちがパリに向かいました。一つは戦前のヨーロッパを知る作家たち。戦争を機に帰国を余儀なくされたものの、敗戦と同時にパリに戻ることを望み、出国を許された者たちは、再びパリを目指してフランスに渡りました。もう一つは、新たに登場した美術家としての戦後世代です。
1950年前後の日本の美術界は、戦争によって鬱積した精神的飢餓を打破するかのように、海外美術の情報が急速に入るようになり、大型の海外美術展も開催されるようになりました。 新しい価値が求められ始め、大小さまざまな美術グループが結成され、現代美術を扱う画廊も出現し、今日まで続く日本の美術界を構成する基本的な諸要素がほぼ揃い始めた時期でした。 そのような中、海外渡航には困難を伴う戦後の早い時期に、海外へ赴き、西欧美術の新しい動きに身を投じ、自らの表現を切り開いていった若い世代の作家たちがいました。
本展では、戦前のパリを知る世代と戦後に登場した新しい世代の二世代の混在を念頭に、主に後者の戦後世代に注目し、戦後の早い時期の海外体験を中心に展示を構成します。1952年に渡仏し、当時フランスで現れたアンフォルメル(非定形)運動への参加とともに、これを日本に紹介し、その後もパリを拠点に活動して、美術を通じての国際交流に尽くした今井俊満。 同じくアンフォルメル運動へ身を投じ、国際的な評価を確立していった堂本尚郎、そして戦前戦後は商業美術の仕事に従事し、渡仏後パリを拠点に画家として活動しながら、欧米各地で個展を開催、多くの国際展で受賞を重ねるなど、海外における名声を確立していった菅井汲たちを紹介します。 また、戦後滞仏した目黒とゆかりの深い作家、成井弘や住川忠夫もとりあげます。さらに、所蔵品の中から、当時の美術の動きや渡仏作家と関連する作品もあわせて展示をする予定です。戦前・戦後と変貌を遂げながらも変わらぬ本質を持ち続けた二つの時期を、当館のコレクションで見直すことは、明治以来、西欧に学んだ多くの日本人画家とその作品が、日本美術にどのような影響を与え、どのような動きをもたらしたのかを知るきっかけのひとつとなるとともに、本展が取り扱う1950年代から60年代が現代の日本の美術の基盤にあることを確認する機会となるでしょう。
このほか、本展会期中には、2011 年に企画展で回顧した、工業デザインから暮らしの提案、地域プロジェクトまで幅広い分野で才能を発揮した目黒のデザイナー 秋岡芳夫の作品・資料を紹介する特集展示の第3弾、「秋岡芳夫全集3:版画」を同時開催します。
開催日 | 2015年02月14日~2015年03月22日 |
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会場 | 目黒区美術館 |
会場住所 | 東京都目黒区目黒2-4-36 地図 |
地域 | 東京 / 世田谷区・目黒区・品川区・大田区(下北沢・自由が丘など) |
アクセス | 【電車をご利用の場合】 ○「目黒駅」をご利用の場合(徒歩約10分) ○「中目黒駅」をご利用の場合(徒歩約20分) 【バスをご利用の場合】 ○ 東急バス・都営バス「権之助坂」停留所をご利用の場合(徒歩約5分) ○ 東急バス「田道小学校入口」停留所をご利用の場合(徒歩約3分) |
入場料 | 一 般 500(400)円 大高生・65歳以上 400(300)円 小中生 無料 ( )内は20名以上の団体料金、障がいをもつ方は半額、付添い者1名は無料 |
営業時間 | 10:00~18:00 (入館は17:30まで) 休館日 月曜日 |
イベントURL | http://mmat.jp/ |
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