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<奈良国立博物館>
天平の息吹を今に伝える正倉院宝物。千年の時を経て、なお燦然と輝く至宝の数々を、錦秋の奈良でじっくりとご堪能ください。

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天皇皇后両陛下傘寿記念 第66回 正倉院展

 本年の正倉院展には、北倉6件、中倉28件、南倉22件、聖語蔵(しょうごぞう)3件の、合わせて59件の宝物が出陳されます。そのうち初出陳の宝物は6件です。例年通り正倉院宝物の概要と来歴がわかるような内容・構成となっておりますが、天皇皇后両陛下の傘寿を慶祝するような、華やかな宝物が揃っているのが特色といえます。
 聖武天皇・光明皇后ゆかりの北倉からは、天皇の身近にあった家具・調度類がまとまって出陳されます。「天平美人」として高名な鳥毛立女屏風(とりげりつじょのびょうぶ)は奈良朝の華麗な宮廷生活を偲(しの)ばせるに十分です。また聖武天皇がお使いになったひじつきである紫檀木画挾軾(したんもくがのきょうしょく)や寝台である御床(ごしょう)、あるいは大仏開眼会(かいげんえ)で履かれたと思われる衲御礼履(のうのごらいり)のような宝物からは、聖武天皇の存在が確かに伝わって参ります。
 また、異国の気分を伝える白瑠璃瓶(はくるりのへい)や白石鎮子(はくせきのちんす)、仏・菩薩への豪華な捧げ物を納めたと考えられる密陀彩絵箱(みつださいえのはこ)や檳榔木画箱(びんろうもくがのはこ)といった献物箱(けんもつばこ)、あるいは仏寺を飾ったかと思われる雑玉幡(ざつぎょくのばん)残欠(ざんけつ)、壮麗な鳥獣花背円鏡(ちょうじゅうかはいのえんきょう)、鳥獣花背方鏡(ちょうじゅうかはいのほうきょう)などの宝物、琵琶に似た弦楽器である桑木阮咸(くわのきのげんかん)などは、天平文化の精髄を今に伝えてくれます。
 ところで、宝物の献納目録を代表する『国家珍宝帳(こっかちんぽうちょう)』には多数の武器・武具が記されております。それらの大半は藤原仲麻呂(ふじわらのなかまろ)(恵美押勝[えみのおしかつ])の乱(天平宝字8年[764])に際して出蔵され、ほとんどが宝庫には戻りませんでしたが、これらの武器・武具を彷彿(ほうふつ)させる、中倉伝来の品々がまとまって出陳されるのも話題の一つです。豪壮な黄金荘大刀(おうごんそうのたち)や類例のない武器である手鉾(てぼこ)、漆葛胡禄(うるしかずらのころく)とこれに附属する箭(や)など、天平の「武」の部分にもご注目下さい。
 このほか、昨今の保存修理技術の進展によって新たに修理が行われ、出陳可能となった伎楽面(ぎがくめん) 酔胡従(すいこじゅう)や、近年鑑真(がんじん)将来の可能性が指摘された四分律(しぶんりつ)などの宝物からは、現在進行形の宝物の置かれた状況が伝わって参ります。 

開催日 2014年10月24日~2014年11月12日
会場 奈良国立博物館
会場住所 奈良県奈良市登大路町50番地 地図
地域 近畿 / 奈良
アクセス 近鉄奈良駅下車 東へ徒歩約15分
JR奈良駅または近鉄奈良駅から市内循環バス外回りで「氷室神社・国立博物館」下車
入場料 一 般 1,100円(1,000円/800円)
高校生・大学生 700円(600円/500円)
小学生・中学生 400円(300円/200円)
※( )内は(前売・団体/オータムレイト)料金
※団体は責任者が引率する20名以上です。
※オータムレイトチケットは、閉館の1時間30分前より入場できる当日券です。
営業時間 午前9時~午後6時
※金曜日、土曜日、日曜日、祝日(10月24日~26日、10月31日~11月3日、7日~9日)は午後7時まで
※入館は閉館の30分前まで
※会期中無休
イベントURL http://www.narahaku.go.jp/
奈良県奈良市登大路町50番地
東京・港区・文京区(...
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東京・渋谷区・新宿区...
2025/9/4 ~ 2025/9/15
東京・渋谷区・新宿区...
2025/11/1 ~ 2025/11/3

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