江戸の狩野派 ―優美への革新
2013年11月12日(火) ~2013年12月15日(日)
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<出光美術館>
この展覧会では、狩野派の中でも、“江戸狩野”に焦点をあてています。探幽をはじめとする“江戸狩野”が、本来もっている清新な魅力を再発見いたします。
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イベントDATA
狩野派は、始祖の正信(まさのぶ 1434~1530)が室町幕府の御用絵師となったことに端を発し、以降も血縁を基本としてその地位と画法を継承し、およそ400年の長きにわたって画壇の中心的な存在であり続けた日本絵画史上の最大画派です。
この展覧会では、こうした狩野派の中でも、“江戸狩野”に焦点をあてています。江戸時代になると、徳川幕府の御用絵師(ごようえし)としての地位を確立した狩野派の本拠地は、江戸の地に移りますが、京に残った“京狩野”に対して、これを“江戸狩野”と呼んでいます。
この江戸狩野の祖となったのは、狩野探幽(たんゆう 1602~74)でした。画才豊かであった探幽は、祖父・永徳(えいとく 1543~90)同様に時代に適う新様式を創りました。それは余白をいかした優美・瀟洒な絵画様式であり、限られたモチーフで詩情溢れる豊かな空間をつくることに特徴があります。探幽の画風は、尚信(なおのぶ 1607~50)、安信(やすのぶ 1613~85)、益信(ますのぶ 1625~94)、常信(つねのぶ 1636~1713)といった、江戸狩野の各絵師たちに継承されていきます。
探幽の絵画様式を継承した江戸狩野の絵師たちは、“独創=芸術”という概念が一般的となる近代以降に、粉本主義(ふんぽんしゅぎ 手本の模写ばかりを重視すること)という言葉で、厳しく非難されてきた歴史があります。しかし、画派としての“型”の継承を重視しつつも、それぞれに個性的な絵画作品を制作した絵師は少なくありません。
本展では、探幽の写生画や模写を含むさまざまな絵画作品を特集し、新時代を拓いた探幽芸術の革新性や、その旺盛な創造力をご覧いただくとともに、江戸狩野の草創期に活躍した他の重要な絵師たちの作品にも目を向けながら、探幽をはじめとする“江戸狩野”が、本来もっている清新な魅力を再発見いたします。
開催日 | 2013年11月12日~2013年12月15日 |
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会場 | 出光美術館 |
会場住所 | 東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階(出光専用エレベーター9階) 地図 |
地域 | 東京 / 千代田区・中央区(銀座など) |
アクセス | JR「有楽町」駅 国際フォーラム口より徒歩5分 東京メトロ有楽町線「有楽町」駅/都営三田線「日比谷」駅 B3出口より徒歩3分 東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷」駅 有楽町線方面 地下連絡通路経由 B3出口より徒歩3分 |
入場料 | 一般1,000円/高・大生700円(団体20名以上 各200円引) 中学生以下無料(ただし保護者の同伴が必要です) ※障害者手帳をお持ちの方は200円引、その介護者1名は無料です |
営業時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) 毎週金曜日は午後7時まで(入館は午後6時30分まで) 休館日 毎週月曜日 |
イベントURL | http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/ |
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