加納光於展 色身(ルゥーパ)―未だ視ぬ波頭よ 2013
2013年9月14日(土) ~2013年12月1日(日)
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<神奈川県立近代美術館 鎌倉>
自らに沈潜する鉱脈を探り、森羅万象のめくるめくイメージを汲み出してきた加納の世界。その精髄を、初期版画からオブジェや新作の油彩を交えて紹介します。
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イベントDATA
加納光於 (1933- ) は東京に生まれ、1960 年から鎌倉に居を構え、80 歳を迎えた今日もなお以前にまして旺盛な制作を続けています。加納が版画家として登場した 1950 年代は、敗戦の影響もあり経済的には困難でしたが、文化全体が活気に溢れた時代でした。そうしたなか、加納は目先の新しさや前衛性に与することなく、自身のめざす「孤絶している精神の晴朗さ」を手放さず、ひたすらに自らの鉱脈を探り続け、豊かなイメージを追求してきた特異な独行の作家です。 1955 年、銅版画の作品集〈植物〉を自費出版し、翌年、詩人・批評家の瀧口修造の推薦によりタケミヤ画廊で発表。その幻想的な作風は当時から高く評価され、1960 年代にかけて隆盛をみせた国内外の版画展での受賞が相次ぐところとなりました。初期のモノクロームの銅版画は、その後、「版」を起点に、多様に変容してゆきます。1960 年代後半の亜鉛版によるメタル・ワークと色彩版画の誕生、1970 年代からはリトグラフ、エンコスティックなど次々と技法を広げ、さらにオブジェや本の装幀も手がけるなかで、1980 年前後からは油彩を本格的に開始します。
2000 年の愛知県美術館での大規模な回顧展以来、公立美術館での個展としては 13 年ぶりとなる本展は、1950 年代の銅版画から最新作の油彩まで、半世紀以上にわたる加納の制作の精髄を紹介するものです。加納の多様な表現を通して、平面と立体、言葉と造形の間を往還してゆくその独創的なイメージの変容を確認するとともに、本展のタイトル「色身」という加納の制作の根幹に隠された色彩への問いが、わたしたちにとって未見の経験の鍵をひらくきっかけになることを願わずにいられません。
*掲載画像について
《セルペンティナータ》
2004年
カラー・インタリオ 作家蔵
撮影:上野則宏
開催日 | 2013年09月14日~2013年12月01日 |
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会場 | 神奈川県立近代美術館 鎌倉 |
会場住所 | 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-53 地図 |
地域 | 南関東 / 神奈川 |
アクセス | JR横須賀線「鎌倉駅」下車、徒歩約10分。 |
入場料 | 一般 700円(600円) 20歳未満と学生 550円(450円) 65歳以上 350円 高校生 100円 *( )内は20名以上の団体料金。 *中学生以下、障害者手帳をお持ちの方は無料です。 *ファミリー・コミュニケーションの日 : 毎月第1日曜日は、18歳未満のお子様連れのご家族は優待料金。 *無料開館日 : 10月11日(金)、11月17日(日)は、 神奈川県立近代美術館で開催中の3つの展覧会を無料でご覧いただけます。 |
営業時間 | 午前9時30分―午後5時[入館は午後4時30分まで] 休館日 月曜日[ただし9月16日、9月23日、10月14日、11月4日は開館] |
イベントURL | http://www.moma.pref.kanagawa.jp/public/HallTop.do?hl=k |
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