特別展「日本の水彩画 ―記録・記憶・構想・夢想―」
2013年2月7日(木) ~2013年3月17日(日)
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<下関市立美術館>
「日本の水彩画」展は、日本人の視覚の近代化に大きな役割を果たした媒体・水彩画を、「近代発祥の地」下関で見直そうという展覧会です。
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イベントDATA
「日本の水彩画」展は、日本人の視覚の近代化に大きな役割を果たした媒体・水彩画を、「近代発祥の地」下関で見直そうという展覧会です。
本展覧会では、幕末から昭和前半期までのおよそ80年を対象に、記録や記憶、構想など、水彩画の画材としての幅広い機能に着目します。
また、日本の水彩画が集約されるところの二つの様相――「大きな水彩画」と「小さな水彩画」の対比を試みます。すなわち、水彩画は、昭和の戦前期、中西利雄らによる制作を通じ、油彩画と肩を並べ、自立するジャンルとしての存在を主張するに至りました。
この動きの中で生まれたものをここでは仮に「大きな水彩画」と呼び、それに先行する幕末から明治・大正の水彩画を「小さな水彩画」とするものです。
その中で、「小さな水彩画」の部分には、記録や通信など、必ずしも美術の枠に収まらない作品を加えています。
例を挙げれば、幕末に事件の現場となった関門海峡をオランダ艦の乗員が記録した作品(ヤン・J. デ・ハート作の《下関攘夷戦争図》1863年・下関市立美術館蔵)、あるいは、明治初期の技術官僚が作成した登山記の挿図(高島得三〔のちに地質学に基礎を置く山水画という特異な試みで知られる日本画家・高島北海〕作《富士登山図》1878年・下関市立美術館蔵)などがそれです。
じつは、これら下関と周辺地域にゆかりある作品、あるいは下関市立美術館の所蔵品が、展覧会を構成する起点ともなっています。
本展覧会では、水彩画の様々なあり方をたどり、日本の近代美術の輪郭を見直し、私たちの先人が構想(あるいは夢想)したものをたどる糸口をより多く得たいと考えています。
*掲載画像について
吉田 博《雲表》1909年
福岡県立美術館蔵
開催日 | 2013年02月07日~2013年03月17日 |
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会場 | 下関市立美術館 |
会場住所 | 山口県下関市長府黒門東町1-1 地図 |
地域 | 中国 / 山口 |
アクセス | JR下関駅[東口]から(所要時間約20分) 1番乗り場・・・長府・小月方面(「市立美術館前」下車) 2番乗り場・・・宇部・秋吉・山口方面(「市立美術館前」下車) JR新下関駅から(所要時間約25分) 3番乗り場・・・「城下町長府」経由「マリンランド」行き、または「城下町長府」経由「下関駅」行き(「市立美術館前」下車) JR長府駅から(所要時間約15分) 「長府駅」から「下関駅」行き(「市立美術館前」下車) |
入場料 | 一般800円/大学生600円 (20名以上の団体料金は、一般640円/大学生480円) ※70歳以上、18歳以下の方および中等教育学校、特別支援学校に在学の生徒は無料。 |
営業時間 | 午前9時30分~午後5時 (入館は午後4時30分まで) 【休館日】 月曜日(ただし、2月11日は開館) |
イベントURL | http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/bijutsu/index.html |
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