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<三鷹市美術ギャラリー>
本展は日本ではもちろん、画家自身にとってもはじめてとなる20年にわたる画業を振り返る回顧展です。

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記憶のドラマ 依田洋一朗 展 40歳の画家が描くニューヨーク40年の追憶

1972年、画家である日本人の両親のもと香川県高松市に生まれた依田洋一朗は、生後3か月から現在に至るまでニューヨークに暮らす。そこでは私たちが想像する以上に古い建物が次々と破壊され失われており、重機の音が途切れる日はない。依田は自らの生まれ育った風景がそのように消えゆくことに反発し、描くという画家として唯一の方法で抵抗を見せる。

古い劇場やホテル、食堂や遊園地を舞台にして描かれるのは、しかし単なる感傷や思い出ではない。そこにはまず建物そのものが持つ独自の記憶、場所の力があり、往年の映画俳優たちの記憶があり、そして画家自身の記憶と現実が重ねられている。それは忘れかけて半分捏造された夢のように、懐かしく、ときに奇妙に、ときにセクシャルに、まるで私たち自身の記憶の片隅を掘り起こすかのようにしてある。

父母と異なる国を故郷として暮らす依田の、失われゆくマンハッタンへの愛着が生み出したものは、おそらく画家の新たな故郷であろう。そこに立ち上がるのはただ懐かしいというものではなく、忘れようとした記憶であり、いつのまにか事実に姿を変えた妄想であり、未来の記憶でもある。そうした作品が私たちの感情を捉えるとすれば、それは単に一人の画家の記憶なのではなく、私たちの記憶に通底する深層を分かち持つ記憶であるからかもしれない。それをここで記憶のドラマと呼んでみたい。

本展は日本ではもちろん、画家自身にとってもはじめてとなる20年にわたる画業を振り返る回顧展です。一瞬の夢のような画面の先にある依田洋一朗の記憶のドラマは、ご覧いただくみなさまのそれに重なり、なにかを呼び起こすところがあるかと思います。どうぞごゆっくりご覧ください。

開催日 2012年08月25日~2012年10月21日
会場 三鷹市美術ギャラリー
会場住所 東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORAL(コラル)5階 地図
地域 東京 / 東京市部(吉祥寺など)
アクセス JR三鷹駅南口4・5番バスのりばから3つ目「八幡前・芸術文化センター」下車すぐ。
または6・7番のりばから「八幡前」下車1分。または徒歩約15分(三鷹駅より1.2km)。
入場料 会員=480円 
一般=600円 
65歳以上・学生(大・高)=300円
中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料
営業時間 10:00〜20:00(入館は19:30まで)

休館日
月曜日(9月17日・10月8日は開館)、9月18日(火)、10月9日(火)
イベントURL http://mitaka.jpn.org/gallery/
イベントX(旧twitter) ArtsMitaka
東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORAL(コラル)5階

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