魔術/美術 幻視の技術と内なる異界
2012年4月13日(金) ~2012年6月24日(日)
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<愛知県美術館>
本展覧会では、時代や地域、様式を大胆に行き来しながら、美術作品における魔術的要素をご紹介いたします。人々を惑わし、創造へと突き動かす不可視の力について想いをはせながら、魔術と美術が相混じり合う不思議な世界をお楽しみ下さい。
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今日、近代的な考え方が様々な場できしみを生み出しています。近代の合理的な思考のみを優先することによって、豊かな想像力と多くの可能性が失われてしまったからです。
一方、魔術とは合理的な思考を振り切り逸脱するものです。魔術的な技術や思考回路は、社会の周縁部へと追いやられながらもかたちを変えて受け継がれてきました。多くの信仰、物語の中に、理論だけでは説明のつかない不可思議な現象を見出すことができます。
そして、魔術にもっとも近い領域の一つに美術があります。そこでは日常的な社会ルールとは異なるものの見方、考え方が重要となります。また、多くの芸術家が、合理的な判断だけではなく、自らの勘と感性に頼って表現を生み出しています。これら特別な技能と思考方法をもってイメージを司る芸術家たちは、一種の魔法使いとも言えるでしょう。
本展覧会では、時代や地域、様式を大胆に行き来しながら、美術作品における魔術的要素をご紹介いたします。人々を惑わし、創造へと突き動かす不可視の力について想いをはせながら、魔術と美術が相混じり合う不思議な世界をお楽しみ下さい。
①魔術という展覧会テーマ
本展のキャッチコピーはあなたの魔性、めざめます。
「魔術」というコンセプトのもと一堂に展示された古今東西の作品を眺めることで、普段の身体と思考のモードを変容させるのが本展の目的です。画家たちの魔法のような技術に驚き、空想と現実を自由に往き来する創作活動に想いをはせる。その中で、合理的な物の見方だけでは見落としてしまう世界の複雑さと豊かさに気づかされるでしょう。
②三県立美術館の秘蔵の作品が一挙公開。
三県立美術館、秘蔵の作品が本展の「魔術」というコンセプトにそって多数出展されます。例えば、岐阜県美術館が所蔵している宮島達男の大型インスタレーション《Opposite Circles》(1992年)など本展での展示が東海地方では久々の公開となります。
また現代アートに限らず、愛知県美術館の木村定三コレクションにふくまれる《ヨルバ・スタッフ》(制作年不詳)をはじめ、信仰と儀式の祭具も多数展示されます。
③展示方法が「魔術的」
本展は「魔術」というキーワードのもと、時代や地域を越えた様々な美術作品を展示します。出品予定作品の中には紀元前のメソポタミアの円筒印章のように極めて古い時代のものも含まれ、それらを20世紀のモダンアートと一緒にご覧いただけます。こうした領域横断的な展示空間それ自体が、近代的な合理性から解き放たれた「魔術的」な場と言えるかもしれません。ぜひ、この空間そのものを体験してみてください。
■新収蔵のレジェ作品も初公開!所蔵作品展も見逃せない。
愛知県美術館では、2011年度にカニエプロパン株式会社からの寄付金によってフェルナン・レジェの《緑の背景のコンポジション(葉のあるコンポジション)(1931年)を購入しました。この作品が「魔術/美術」展に合わせて初公開されます。この機会、どうぞお見逃しないようお願いもうしあげます。
*掲載画像について
ロドルフ・ブレスダン 《魔法をかけられた家》
1871年
リトグラフ、紙
岐阜県美術館
開催日 | 2012年04月13日~2012年06月24日 |
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会場 | 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階) |
会場住所 | 名古屋市東区東桜1-13-2 地図 |
地域 | 東海 / 愛知 |
アクセス | 地下鉄東山線・名城線「栄」駅/名鉄瀬戸線「栄町」駅下車、 オアシス21連絡通路利用徒歩3分 有料駐車場有600台、一般駐車料金30分以内ごとに250円(消費税込み) |
入場料 | 一般 当日 900円 前売・団体 700円 高校・大学生 当日 600円 前売・団体 400円 中学生以下無料 ※ 団体は20名以上。 ※ 身体等に障がいのある方および付き添いの方には割引制度があります。 手帳をご持参の上、美術館チケット売場にてお問い合わせください。 |
営業時間 | 10:00-18:00 金曜日は20:00まで(入館は閉館30分前まで) 休館日 毎週月曜日(ただし4月30日[月・祝]は開館)、5月1日(火) |
イベントURL | http://www-art.aac.pref.aichi.jp/index.html |
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