木村友紀「無題」
2010年9月5日(日) 10:00 ~2011年1月11日(火) 16:30
- カテゴリ
- 個展・グループ展・展示会
- 写真
- 映像・アニメーション
「無題 Untitled」と名付けられた本展のタイトル通り、木村氏はこれまでの活動の中でゆっくりと熟成させてきた、イメージと支持媒体との関係や写真の事後性などについての考察を、ストーリーやキーワードを排し、作品そのものによって、より実践的に表現しようとしています。
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イベントDATA
IZU PHOTO MUSEUMでは昨年末の開館以来、写真の多様性をつたえる展覧会を開催してまいりました。写真術の誕生に着想をえた杉本博司「光の自然(じねん)」展、また歴史のなかで見過ごされてきたような日常的な写真にスポットライトをあてた「時の宙づり―生と死のあわいで」展につづき、現代美術作家木村友紀の美術館での初個展を開催いたします。
京都を拠点に活動する木村は、現代美術の文脈の中で写真や映像を素材として扱い、時間やイメージにまつわる分析と思考を平面、立体作品、展示空間へとひろげる作品を発表し続けてきました。第6回イスタンブール・ビエンナーレ(1999年)への参加を皮切りに海外グループ展や主要アートフェアに参加、次世代のアーティストに注目する国内外の評論家・キュレーターを中心に、着実に評価を高めています。
無題 (部分)、2010
ミクスト・メディア/サイズ可変
Courtesy of the artist
無題 (部分)、2010
ミクスト・メディア/サイズ可変
Courtesy of the artist
すべて新作となる本展は「無題 Untitled」と名付けられました。このタイトルのとおり、木村はこれまでの活動の中でゆっくりと熟成させてきた、イメージと支持媒体との関係や写真の事後性などについての考察を、ストーリーやキーワードを排し、作品そのものによって、より実践的に表現しようとしています。またそこには中心的なイメージは無く、配置された個々のイメージが生み出す効果の発揮するままに様々な方向へと展開しながら、その空間全体が一つのインスタレーション作品として成立します。
ここで使われている写真は、木村自身が旅行中に撮影したもの、祖父のアルバムの中に見つけたもの、世界各所の様々な街で買い集めたもの、友人から贈られたものなど、別々の経緯で作家の手に渡り、それぞれのテーマに沿って厳選されています。木村は配置という単純な作業を分析的に捉えながらそれを行うことで、写真が指し示す「過去」の画像と画像、あるいは画像とオブジェを関係づけ、現前する空間につなぎとめようとします。そうして、インスタレーション「無題 Untitled」には、今ここにしかない「現在性」が鮮やかに立ち現れるのです。
主催 IZU PHOTO MUSEUM
| 開催日 | 2010年09月05日 10:00~2011年01月11日 16:30 |
|---|---|
| 会場 | IZU PHOTO MUSEUM |
| 会場住所 | 静岡県長泉町東野クレマチスの丘(スルガ平)347-1 地図 |
| 地域 | 東海 / 静岡 |
| アクセス | ●電車の場合 JR東海道線「三島駅」下車、 北口(新幹線口)発、無料シャトルバスあり |
| 入場料 | 大人 800円(700円) / 高・大学生400円(300円) / 小・中学生 無料 *( )内は、20名様以上の団体料金 |
| 営業時間 | (1月) 10:00~16:30 (2・3月) 10:00~17:00 (4・5・6・7・8月) 10:00~18:00 (9・10月) 10:00~17:00 (11・12月) 10:00~16:30 *ご入館は、閉館30分前までとなります。 |
| 電話番号 | 055-989-8780 |
| イベントURL | http://www.izuphoto-museum.jp/exhibition/5337735.html |
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