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本来、『2001年宇宙の旅』や『スペース・ランニング』や『ブレード・ランナー』のような映画と、『スターウォーズ』や『マトリクス』や『アバター』のような映画を混同して、ざくっと「SF」なんて呼ぶのは間違えで、前者がもとより、SF(サイエンス・フィクション)、後者がサイエンス(スペース)・ファンタジーと呼んで、もっと明確に区別すべきなのであろう。
勿論、科学的合理性に基づいた未来像をベースにした物語りがSF、デテールとしての科学的要素も取り入れてはいるが、想像力や象徴性を主体にしているのがサイエンス・ファンタジーということになる。
もっとも、何故、これらが概して神仏混合になりやすいかというと、実際には、この中間に位置する微妙なさじ加減の作品が無数に存在するからで、それもそのはずである。そもそも科学や未来とは、如何にもありそうなこと、一見、合理的に予知し得ることばかりが人類の予想図とは限らないからだ。
また、科学が進み過ぎれば魔法と見分けがつかなくなるように、本来、可能性と荒唐無稽とは紙一重の関係なのである。




さて、僕が子供の頃に大フィーバーしていた、文字通りこの、限りなく〝微妙なさじ加減のSF〟とはやっぱり『宇宙戦艦ヤマト』である。
それはもう、冷静に考えれば考える程、微妙な微妙な、物件であった。

概して、松本零士的世界観とは、SFかファンタジーか、という議論でいけば、圧倒的にファンタジー、それも例えば、『スターウォーズ』を〝散文的ファンタジー〟とすれば松本作品は〝韻文的ファンタジー〟、つまり〝詩〟に属するものであった。
例えば、松本零士が語るところの〝メカニカルなもの〟とは、決して合理的機能を指すものではなく、それは「機械」という名のポエジーなのであった。

この続きはhttp://longtailscafe.com/backnumber/backnumber_19.html にて!

Kane (13年7ヶ月前)

本格的なレポートですね。続きのWEBサイトに行ったら映画を観てからがお勧めとのことなので、映画を観てからもう一度じっくり読ませてもらいたいと思います。

2012/11/15 06:19 投稿

ロングテールズFILE;vol.31 その男、トラヴィス・ビックル。up しました!

ニューヨーク、というと、まず最初に...