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オールオーヴァーのポロック。
にじむ、繰り返す。
良きところでやめる勇気。
白。
2つの《ナンバー7》が鍵かも。

《西へ》(1934-35年
白っぽくて丸い画面。中心に吸い込まれるような。

丸くてくしゃっとしてるものがいる作品多し、気になった。
(2枚目の画像、《P.19》(1944-45年頃)のポストカードです)

《無題 多角形のある頭部》(1938-41年頃)
一見もろピカソで、目を逸らしてしまうというか最初は素通りしてました。
でも、見ようによっては画面全体があの丸いやつ。白いし。
実はポロック要素が満載の作品。かもしれない。

中心と端を意識しないで描くって大変だ。
特にポーリングでオールオーヴァーにするには画面の適正サイズと適正形状あるなあ。
ベストが出せそうなのは横長か。となるとやっぱり《ナンバー7, 1950》がいいのは当然か。

同じ《ナンバー7》ですが1952年のほう。(1枚目の画像がこのポストカードです)
あらわれる重心。浮かび上がる顔。にじむのはエナメル塗料か。
この絵の前にはたいてい人だかりができてました。

さかのぼってみる。

《無題 赤いアーチと馬のある構成》(1938年頃)
繰り返しのリズム。反復。
呪文。
唱え続けてオールオーヴァーにつながったのか。

《無題》(1933年)ブロンズ
彫刻こそが自分の表現媒体だ、と言っていた時期があったらしい。
立体、重心、集中、球体、というヒントか。
それだとオールオーヴァーとはだいぶ違う、というかほとんど真逆では。
でもここに戻って方向転換すれば希望が見えたか。
いや《ナンバー7, 1952》で方向転換しようとしていたのかも。
180度はきつかったか。


会場を出たところで、アトリエの床が再現されています。ここは撮影OK。(3枚目の画像です)

特設グッズショップあり。

そして「所蔵作品展」という名のポロック展最終章。お見逃しなく。


混雑状況報告。

土曜日、11-14。
どちらかというと混んでいましたが、チケット売り場や入場などでは並ばずに済む程度。
4往復半ぐらい。逆流も特に問題なし。

《インディアンレッドの地の壁画》、独占はできませんでした。3人を切るということはなかった。
もっとも一部屋にこの1点のみでの展示なので、それほど見づらくはないです。

映像は確か9分のものと5分のもの。
上映場所はけっこう人がいました。ぎゅうぎゅうというほどではない。

所蔵作品展のどこだったかでもポロック紹介映像が上映されていました。
ちょっと狭そうちょっと長そうで見てないのですが15分くらいか。

美術館を出る時は、チケット売り場にちょっと列ができていました。5人はいたかな。


このレポートの原型はこちら。
http://hanitona.web.fc2.com/jn201204pollock100.htm
よろしかったらご覧くださいな。

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